里庄町議会 > 2018-12-04 >
12月04日-02号

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  1. 里庄町議会 2018-12-04
    12月04日-02号


    取得元: 里庄町議会公式サイト
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    平成30年12月定例会        平成30年里庄町議会第6回定例会会議録(第2)1. 招集年月日 平成30年12月4日(2日目)1. 招集の場所 里庄町役場議場1. 開   議 12月4日 午前9時30分1. 出席 議員 (4番欠番)    1番 佐 藤 耕 三  2番 仁 科 千鶴子  3番 小 野 光 章    5番 仁 科 英 麿  6番 眞 野 博 文  7番 小 野 光 三    8番 岡 村 咲津紀 10番 高 田 卓 司 11番 平 野 敏 弘1. 欠席 議員    9番 岡 本 雅 道1. 地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名   町長      加 藤 泰 久     教育長     杉 本 秀 樹   会計管理者   田 口 二 朗     総務課長    赤 木   功   企画商工課長  村 山 弘 美     町民課長    枝 木 敦 彦   町民課参事   村 山 達 也     農林建設課長  仁 科 成 彦   農林建設課参事 妹 尾   渉     上下水道課長  竹 内 伸 夫   健康福祉課長  鈴 木 達 也     国土調査室長  小 野   久   教委事務局長  小 寺 大 輔1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長  小 野 宏 明1. 議事日程   日程第1 一般質問1. 本日の会議に付した事件   日程第1            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前9時30分 開議 ○議長(平野敏弘君) 皆さん、おはようございます。 きょうは、足元の悪い中を傍聴に来ていただきまして、傍聴席の皆さんもありがとうございます。皆さん見てわかるように、議員が1人おりません。岡本雅道君が、まあちょっと検査入院みたいな程度で軽いんで、ちょっと病院行っとんで議会を欠席します。 きょうの出席議員は9名です。 一般質問は5人しますから、これから順次通告に従ってやっていきたいと思います。 本日の議事日程はお手元に配付したとおりでございます。 それでは、日程第1の一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 10番高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 10番高田卓司です。一般質問を行います。 通告しておりますように、役場周辺駐車場の確保について、今まで質問いたしましたが、その後のことについてお尋ねをいたします。 この質問については、昨年の6月、ことしの3月質問いたしましたが、その後、駐車場の確保について一部は話があるようでありますが、その他はほとんど進んでいないと思われます。役場周辺には、人の集まる公共施設が数多くあり、利用するたびに非常に駐車場に困っております。今、車社会の現在、駐車場が極めて少ない、これは里庄の施設全般に言えることであります。まあ、建築時に当然考えるべきことが考えられてなかったということであります。その中でもフロイデイベントのとき、文化祭などのときには、特に問題があり、違法駐車も数多く発生しております。また、特に災害時の避難場所としてフロイデあるいは老人センターを指定していますが、大きな災害が発生したときを考えると、多くの車が出入りすることが想定されます。 そういったことを考えると、役場周辺に少なくとも五、六百台の駐車場を確保する必要があります。でないと機能しません。今現在でも、機能しておりません。周辺の住民、周辺の道路は、違法駐車で非常に迷惑をしております。 以前から言ってるように、今なら役場周辺に幾らかまだ空き地があります。これを今のうちに手を打って確保しておかなければ、皆さんご存じのように、町内、開発業者が至るところで開発を進めております。役場周辺は住宅地として売るにも非常に条件がよろしい。いつ開発業者が入っても不思議ではない状態になっております。業者が一旦入ると、絶対に確保はできません。そのときに確保しようとすると、非常に高価なものになります。 まあ、今も言いましたが、そもそも建物を考えるときに駐車場を含めて一体で考えなければ、もう建物の機能が果たせないというのはわかっております。それを建物と駐車場を別々に考えて建物を急いで建てたということが、今の原因になっております。 このことについては、前の町長がやったことで、今はもう知らんのじゃと、欲しいんだけどなかなか難しいんだということだけでは済まされません。建物を建てるときに駐車場の確保は絶対必要でありますから、駐車場を含めて考えて建設しなければならないというのを里庄町は全ての施設で駐車場が非常に少ない。だから、十分に機能していない。 例えばフロイデを外部の人に使ってもらいたいといっても、駐車場の確保ができないから人の動員ができない。だから、利用しないんです、ねえ。駐車場が十分あれば、もっともっとフロイデも利用してくれると思います。 それから、文化祭にしてもいろいろ意見があります。見方によれば非常に人が多くてよかったという見方もあるし、ことしは非常に人が少なかった、困ったと、出展されてる人はそういうふうに実感しております。 というのは、なぜ少ないか。とめるとこがないから、危ないから行かないという人が非常に多いんです。今ねえ、車に乗られる方の中に高齢者の方、女性の方、そういう方が非常に多いんです。だから、そういう人は危ないところへは行きたくない。買い物でも駐車場の広い、とめやすいところに遠くても行くんです。そういう時代になっている。それから、住民サービスを考えると、公共施設は住民の人が安心して使えるようにするべきであると思います。 ですから、前の町長、その前の町長さんがやられたことの宿題は、後の人が解決しなければならない。多くのお金を使ってつくった公共施設が利用できないというのは、非常に残念であります。 そこでまず、第1点目に質問いたします。 きょうも来られておりますが、大内町長は昨年の6月議会でも適地があれば聞きたい、職員駐車場料金負担は考えてもいいと思う、ほかの自治体も駐車料金を取っているところがあるので考えますと答弁していますが、全てうそでありました。私は、議会が終わってすぐ町長のところにここに適地がありますというふうに町長室に行って言いました。すると、お金がかかる。議会の答弁は何だったんですか、ねえ。答弁の重みを私はここで尋ねたことがあります。ここでの答弁は非常に重要で大切である、真摯に受けとめますという答弁でありましたが、実際はそうではありません、ねえ。ここではテレビで放送されるもんで、非常にいいことを答えます。しかし、後は尻暗い観音、こんなことでいいんですかね。こういうことについて今の加藤町長どう考えますか。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 高田議員さんの役場周辺における駐車場の確保について。 1点目、前町長が高田議員の質問に対してお答えになられたことに対してどういうふうに感じられるかということでございますが、私は大内町長はこの議会の場でも、またその後も真剣にお答えし、お考えになられたと、このように考えております。 実際に高田議員さんがどのような場所を大内前町長にお示しされたかは私は存じませんが、その時点で大内町長はこれは現実的ではないというふうにお感じになられたんだと、このように考えております。 高田議員はそのようにお感じになられてるかもしれませんけれども、私は、歴代の町長はその時点時点で一生懸命いろいろなことを考えて施設も建設し、その時点では駐車場につきましてもいろいろな場所を有効利用すれば余計な経費をかけることなく活用できると、そのようにお考えになられて施設を建設されたんだと、このように感じております。 また、先ほど、少し話はずれますけれども、文化祭につきましてもことしは少なかったというふうにおっしゃられましたが、それを高田議員に言われた方はどの時間帯を言われたのかわかりませんけれども、全体的には例年以上の人が来ていただいたと、このように感じておりますし、出展をしていただいた方からも非常に好評をいただいておるというふうな現実がございます。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 再質問を行います。 今、話ありました文化祭のことについては、いろいろ今言いました、見方によって違うと。非常に多かってよかったという人もおります。反面、少なかったと言う人もおりますので、町長言われたように、私が言うのは違うと、非常に多かったと思うというのは、それは見方なんです。だから、私は両方の見方がある。 しかし、現実として駐車スペースがなくて近隣の道路が駐車違反で非常に困っておるということは、現実であります。私はそれが言いたいんです。だから、非常に困ったという人は、来られる人がとめにくいから来なかったと、だからそういうふうに感じたんだということでね。現に私この近くにおりますから、私の家の周り、車が出られないぐらいずらあっととめるんですねえ。片側通行しかできないというぐらい、毎回とめるんですが、そういう状態、見られたらわかると思うんです。私のほとりだけでなしに、この近隣のうちは、道路は皆そういう状態だと思います。だから、建物をするのに収容人数がどのぐらいだからどのぐらい必要ないうのは、これはもう常識的にあるんですよ。 だから、私が言ったでしょう。今、フロイデ福祉会館老人センター、役場等がこの周りに集中してます。そうすると、駐車スペースは少なくとも五、六百台はないと機能しないんです、ねえ。 じゃあ、今、この役場周辺でどのくらい駐車できると思ってるんです。私は五、六百台必要と思ってるんですが、ねえ。それをお尋ねします。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。高田議員役場周辺駐車場駐車台数でございますけれども、数字的にはこの場ではお答えできませんけれども、いろんなイベントがあった場合にはですね、JAの駐車場をお借りしたり、それから図書館の横の町有地、そして最近はいろんなイベントごとにつばきの丘運動公園駐車場を利用してバスでピストン輸送していると。そういった形で工夫してですね、高田議員のおっしゃることもわかりますけれども、例えばこの近くにですね、運動公園駐車場はもう駐車台数が少ないということで、あそこにですね、立体駐車場をつくれば、倍近くの駐車スペースは確保できる。この近辺にも土地はなくてもそういった立体的な駐車場を管理すれば、そういったことも可能ではあります。しかし、今の財政状況を考えたときに、そういったことができるのかということになります。 ということで、現時点ではそういった、最初に言ったようにいろんなことを工夫しながら駐車を、車をとめていただくという形でいろんなイベントをしているということでございます。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 イベントのときは農協とか図書館を使うということでありますが、これ役場周辺で何台とまるかいうの概算でわかるでしょう、ねえ。フロイデの裏の駐車場が多く見ても50ぐらい、役場の前が五、六十台、ねえ、川の上が30台ほどでしょう。もうちょっと見ればすぐわかるですが。それで何台ですか。150台いかんのですよ、ねえ。私言っているように、五、六百台は確保しなきゃ機能しないというのにねえ、150台ほどで、ねえ。農協の駐車場って、これも農協に何かあったらどうするんですか。使えないんですよ。図書館もその日休みじゃないですよ。図書館来られると。平日も要るから図書館にはあれだけの駐車場があるんでしょう、ねえ。それを町のイベントのために独占というわけにもいかないし。運動公園にしてもそうでしょうがな。バスを頼みゃ経費が要るんですよ。ねえ、へえで、運動公園にしても、運動公園もその日も使うでしょう。だからねえ、それがあるから工夫すれば大丈夫ということじゃないんですよ。だから、フロイデも1,000人のホールで五、六百台の駐車場がないと機能しないんですよ。イベントができないんですよ。 駐車スペースがない。じゃあ、運動公園から来てくださいいうてねえ、そんなに歩いてくる人いないんですよ。もう常識的でしょうがな。でねえ、スペースがあるかないかわからんのですかねえ、ここ、役場へ何十年も勤めて。 これ、確保できるできんは別にしてもねえ、見てください。ここ役場ですよ、ねえ。役場のすぐ裏にここ空き地があるんですよ。ここも空き地、それからこの下のむつみ会館の横、あるでしょう。今なら確保可能でしょう。それから、郵便局の裏、この距離なら簡単に歩けるんですよ、ねえ。こういうことを考えたらどうですかと言よんですよ。これ開発業者入ったら、どうしようもないですよ。私業者だったら、すぐここを手をつけますよ。ここもそうです、ねえ。ここも。今のうちに業者入りますよ。この辺業者探してますから。役場のすぐ近くですからね。駅にも1キロちょっとで行ける。2号線も近い。コンビニも近い。そこの団地がすぐ売れたでしょう。何で売れたんです。条件いいんですよ。こういうことを考えると、今のうちに手を打たないと大変なことになりますと、ねえ。 ほんなら、課長、運動公園駐車場を2階建てにするとか言いました。これも相当なお金要りますよ。土地買うよりお金要りますよ。2階建てにすると建物を1回つくると同じぐらいですからね。そういうこと考えたんですか。 だから、そういうことを考えて、今のうちに考えたらどうですかと言ってるんです。まあ、こう言っても、じゃあ考えを変えるという答えは返らないと思いますがねえ。 それとねえ、今、お金がないと言いましたなあ、ねえ。里庄財政非常に厳しいです。しかしねえ、じゃあ古山さんのときにいただいた、国からいただいた1億円は何に使ったんですか、何十年もそのまま貯金をしたままで、ねえ。古山さんのときにつくって、困ってるんならそのお金で駐車場を確保したらどうなんですかな。あのお金何に使うつもりですか。町の奨学金にあのお金を幾らか使ったらどうですか言うと、それもだめ、ねえ。こんだけ前の人がつくった建物で足をとめるところがないのに困ってるんだから、そのお金使ったらどうなんです。古山さんのときに貯金したもんですよ。 それで、全国、あのお金、ねえ、無駄なことに使ってなくなった町もいっぱいありますわ、ねえ。金塊を買って置いとったら金塊盗まれてなくなったという町もありますよ。だけど、うちはありがたいかな、そのお金が今あるんだから、あれは特別使う予定がないんですから、そういうものを使ったら、半分でも使ったらどうなんですか。考えれば幾らでもあるでしょう。あれは生活費に使うお金じゃなかったんですよ。町の発展のために使ってくださいと全国に国が1億円ずつ配ったんでしょう。どうですか。そういう考えは起きないですか。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 高田議員がおっしゃられている1億円、ふるさと創生の1億円ですねえ。竹下総理が全国のほとんどの市町村にお配りになられたという。里庄町は、いきいき里庄基金という基金に積み立てております。当初は、非常に利率もよかったことから、いきいき里庄事業ということで花いっぱい運動とかいろいろな事業にその果実をもって運用して、事業を実施してまいりました。現在は、その利息が、利率が非常に低いということで、1億円はそのまま基金として積み立てております。 現在のところ、その基金を取り崩してこれをやろうというふうな事業は、具体的には考えておりません。将来的に本当に里庄町にとって必要だというふうな事業があれば、当然取り崩すときは議員の皆さんにご相談をし、議会で承認をいただかないと基金の取り崩しはできないことになっておりますので、そういうふうなときが来れば相談をさせていただきたいと思います。 で、高田議員おっしゃられるように、駐車場の確保は非常に重要な課題だと私も考えております。前の議会で、今少しずつ話が前に進んでいるんだというふうなこともございます。それで、高田議員がおっしゃられるように、全てこの役場周辺の施設を利用するための駐車枠が需要が満たされるというわけではございません。五、六百台の需要は満たすことはできませんけれども、少しでも町民の方の利便性が高まるような形で駐車場の確保に努めてまいりたいと、このように考えております。高田議員さんが地図でお示しになられたところは、当然私どもも確認はしておりますけれども、なかなかそこを全て土地を購入し、それから地盤改良をして駐車場にするということになれば、先ほど総務課長も申し上げましたように、非常にお金が必要になってくる。で、その財源を高田議員はいきいき里庄基金ふるさと創生基金を活用したらどうかということでございますが、現時点ではそれを活用して駐車場を確保しようというふうなことは考えておりません。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 はい、高田です。 今、基金を使うことを考えていないということでありますが、お金がない、財源がないから駐車場確保ができないと言うから私が1つの案を出しただけで、その基金を使う今がチャンスじゃないですかと言よんです。 で、この土地というものはねえ、新しくつくるわけにはいかんのです。今あるところを利用する以外にないんです。そうすると、開発業者がもう目の色を変えて町内探してるんですから、それよりさきに町が手を打たなければ大変なことになるということを言ってるんです、ねえ。どこの町でもそうでしょう。隣の笠岡市でも、あの町なかの高い土地を確保してるでしょう。市役所周辺に至るところ駐車場、確保してるでしょう、ねえ。浅口市はたまたまああいう土地があったので、天草という土地があったので今確保してますけれど、里庄町も今言ったようなところが今ならあるんですよ。だから、早く手を打ったらどうですかということを言ってるんです、ねえ。 そういう考えを今まではなかっても、これから考えるべきではないですか、ねえ。今までよかったから、今まで困ってるんですから、今後、ますます困るんですよ。で、高齢化してくると、運転が達者でない人も多くなってくる。しかし、こういう公共施設には来たいという人も多くなる。そうすると、ゆったりと安全にとめられる駐車場を確保する必要があるんですよ。だから、今私が示したところを全部とは言いません。全部だったら、500台や600台以上、もっととめられますから、そのうちを幾らかでも確保して、ねえ。500台が無理なら400でもいいですけれど、そういうその程度のものを確保するべきではないですかね。今考えるべきではないですか。 だから、いきいき里庄基金、今町長言いましたように、最初はあの金利で花いっぱい運動をやってたんですよ。それがまあ、今説明あったように、金利が安くなって、一般会計に負担がかかってきていいんですけれど、花いっぱい運動も非常にいいです。町をきれいにする、ねえ、意識持ってもらうということいいですけれど、やっぱりそのお金を町の発展のために使ってくださいいうことでいただいたんですから、今発展のためには、駐車場がないとお店でも人が来ないんですよ、ねえ。住民はよその役所へ行くわけにいかないんですよ。だから、ここを利用しなきゃいかんのですから、そのお金を生かすべきときじゃないですかということを言っているのですが。今、町長、じゃあそうしますという返事できないんかどうかわからんですけれど、そういう方向で考えるかどうか。考える気が全くないのかお尋ねします。 ○議長(平野敏弘君) はい、加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 先ほども申し上げましたように、駐車場の確保につきましては、我々も重要な課題だと、このように考えております。したがいまして、現在お話をいただいている方と慎重に話を進めていきながら駐車場の確保に努めていきたいと考えておりますし、高田議員がお示しになられたところ以外でも有効活用ができるというところがあれば、今後も引き続き考えてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 高田です。 今、話してるところを進めると。これはわかってるんですよ、ねえ、以前聞いてるし。それは大いにいいことなんで。だけど、そこが何台とまるんですか、ねえ。50台もとまらんでしょう、ねえ、30台か40台とまるかどうか。それじゃあ解決にならないんですよ。だから、今進めてる話も早く進めてほしいです。 だけど、それも一つの方法ですけど、あともっと大きなスペースが要るんです。だから、そこらを考えたらどうですかということを聞いてるんですよ、ねえ。今話を進めとるところで十分間に合うんならそれでいいですよ。そういう問題じゃないでしょう。どうですか。 それから、もう、次もう一つ続けて質問しますが、町長は以前ねえ、副町長時代に確保できるところがあるかどうか具体的にはわからない、費用も必要になってくるという答弁でありました、ねえ。だから、わからないのは、今示したところわかったでしょう、ねえ。 費用の件についても、私言ったことわかったでしょう、ねえ。あの基金を何かを使う目的があるのなら、使っちゃいかんですよ。だけど、目的がないでしょう。で、町の発展のためになるんですよ、これが、ねえ。だから、今必要なんですから確保したらどうですかということを言ってるんです。で、必要がなくなったら処分すればいいんですよ。土地ですからねえ、消えてなくならないんですよ、ねえ。物の考え方、消費じゃないんですから。 それから、工事費にしても、ねえ、工事費のやり方いろいろあります。ねえ、お金のかからない方法で駐車場として使えばいいんじゃないんですか。どうですかねえ。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長
    ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 先ほどから何回も申し上げておりますように、直ちに五、六百台の駐車枠を確保することは困難であると、このように考えております。必要最小限の土地の確保をしながら進めてまいりたい。そのためには、現在少しずつでも話を進めているところの方ときちっと駐車場が確保できるように進めていきたい。まず、それが第1段階であります。 それから、財源につきまして先ほども申し上げましたように、ふるさと創生基金、いきいき里庄基金を取り崩すということになれば、本当に里庄町の将来の発展につながる財源にするときには取り崩す必要があるのかなというふうなことは私は感じておりますが、その駐車場が直ちにその町の発展に大きく資するかどうかというのは、私は今すぐに判断ができかねるような状況でございます。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 高田です。 あのねえ、建物に対する駐車場スペースが非常に足らない、ねえ。1桁違うぐらいな数字になってるということは、建物が生かされないということなんですよ、ねえ。施設をつくって道がないんと同じなんですよ。そこまで行ってもとめられないということは、ねえ。施設をつくれば道をつくらにゃいかんというのは、もうわかってるんですよ。だから、普通は反対なんですよ。道をつくって、その先に施設をつくるんが本当です。だけど、うちの場合は、建物を急いでつくったということなんで。でねえ、まあ、フロイデつくったときのいきさつを今言ってもしょうがないんですけれど、あれが、まあちょっといきさつがいろいろ普通の考え方でなく、急いでつくったというのがあるんですけれど。でも、つくった以上使わなきゃいかんのですよ。 だから、私は、非常に町のためにもうぜひとも急いで対応しなきゃいかんのが駐車場だというふうに感じております。これが業者が入ってからあっこを確保しときゃよかったじゃ、もうどうにもならないんです。もうこの周り代替地がないんですから。幾らでも代替地があるんならいいですよ。ここだめならこっちにというのがあるんならいいですけど、非常に大事なことだと思います。 で、これを進めるかどうかは、町長の考え一つなんです。町長がこうやりたいとなれば、議会も本気で検討しますし、議会も反対する人はそういないと思うんです、ねえ。今回も駐車場、役場の駐車場に関しての質問は3人出てましたねえ。1人、病気で欠席なんですが、この後同僚議員も質問通告してますけれど、皆さん感じてるんですよ、そういうふうに。だから、本気で考えてほしい、こう思います。 それと、もう一点、前の議会で駐車場については今研究してるというふうに答弁してます。諸条件がそろえば皆さんに相談したいというふうにしております。どのような研究をされたんですか。今、話が進んでる1カ所、これはまあわかります、ねえ、進めてほしい。だけど、今言ったように、それを含めても役場周辺に200台もとまらないんですよ。今、150台か60台ぐらいしかとまらんと思うんです。前の川の上も含めてね。そういう状態で数がもう大幅に不足している状態で、前の議会では、今研究しておるという答弁です。町長も総務課長もそういうふうに答えてます、ねえ。どういう研究を何回ぐらいされて、どこどこ検討したか教えてください。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。平成29年の6月議会で私のほうから研究をしていると言った答弁があったということでございますけれども、それは先ほど町長のほうからもありましたが、現在交渉を進めている土地の話があって、まだその時点では詳細にご説明できないので、研究しているという表現をさせていただきました。 その後、全員協議会等でですね、進捗状況を説明させていただきました。ということで、いろんな話があればいろんなところを比較しながら、研究調査しますけれども、あの時点ではですね、そういった話が1点ありましたので、研究しているという表現をさせていただきました。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 あのときの答弁は、そういう答弁じゃなかったですよ。あのときには、まだそういう話はなかったんですよ。その後、こういう話があると、だから進めたいという話が全員協議会の中で出ましたがね。だから、私は、今示したようなところを、ねえ、言ったんですよ。だから、そのときは地図を示さないからどっかわからなかったんですかね。 だけど、町長にも言ってますよ。町長も同じことを言ったんですよ。研究して、話が進んだら皆さんに報告しますというふうにねえ。 で、きょうは、あのときにわからないからこういうものを持ってきたんですよね。ここ、わかるでしょう。なるほど空き地だと、ねえ。こういうところを当たったらどうですか。ここでもちゃんとすれば、100台や150台十分とまりますよ、ねえ。隣にむつみ会館があるんですから、ねえ、入るようにする。可能なんです。だから、その気になればできるんです。開発業者だってすぐ入りますよ、ねえ。だから、そういう前向きで本気で考えてほしいということを言ってるんですよ。 だからねえ、この場で、議会の場で言ったことはもうちょっと前向きに考えてください、ねえ。その場逃れのことで、議会が終わったらやれ済んだ、済んだじゃいかんのですよ。責任持ってほしい、ねえ。我々議員も住民、町民の声を聞いて、状況を見て発言してるんですよ。自分のことじゃないんですよ。 で、その後どうなったかいうのを、今まで私の質問でも、同僚の議員の質問でも皆さん聞いてないでしょう、ねえ。執行部側も言わない、ねえ。そんな議会じゃいかんでしょう。よその議会は、この場で発言したことは必ず守るんですよ。それもしくは経過報告、中間報告を必ずするんですよ、議会に対して。そういう姿勢になったらどうですか。お尋ねします。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 先ほどから再三お答えをしておりますように、駐車場のことにつきましては、確かにフロイデイベントであるとか、それから町を挙げての大きなイベントのときには不足をしているというふうな状況は十分承知しておりますし、何とか、それが解消できたらいいというふうなことは考えておりますが、直ちに全ての解消につながるような解決方法はなかなか実現しにくいというふうなのが状況です。ふだんの利用状況、それが平均的に見て住民のニーズに対して余りにも不足しているようであれば、それは当然少しずつでも解消していかなければならないというふうに考えております。そういった意味で、現在話を進めているところは慎重に進めてまいりたいと考えております。 高田議員がおっしゃられるいろいろな場所を示していただきました。今後、状況を見て、そこが取得可能か、必要かというふうなことが出たときには、また議員の皆様にご相談をさせていただきたいと、このように考えております。 それから、高田議員おっしゃられましたが、当然我々執行部も議会の皆さんから質問があり、答弁した内容につきましては真摯に受けとめ、回答をしていると、このように感じておりますし、全員協議会等でもご説明をさせていただいてると、このように感じております。ただ、それが足らないというふうなご指摘があれば、それは、我々も反省すべき点ではないかと、このように考えておりますので、今後も引き続きしっかり議員の皆様から指摘を受けて、我々が答弁したことにつきましては、説明、回答、それから対応してまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 高田です。 平均的な利用を見てということになりますが、役場の公共施設は、やっぱりマックスで考えないかんのですよ。最大時これだけは必要。だから、それは100%できなくても、80%、90%はクリアできるだけのものを確保しなきゃいかんのです。 それと、私が最初言いましたように、じゃあ、災害時はどうするんですか。予測なしに災害は起きるんですよ。そのときに役場は災害の対応が一生懸命でしょう。駐車場の対応までできないんですよ。で、今、老人センターがいつも避難所になるでしょう。幸い、大きな災害がないからいいんですよ。だけど、今後ないとは言えません。前回も聞きましたように、堤防が決壊して下流の家が流されたと。そうなるとどうするんですか。大きな被害が出るでしょう。そのときに避難してください。老人センターへ大勢の人が押しかけたらどうするんです。どこにどうするんですか、ねえ。そういうことも考えて、少なくともですよ、十分ではない、少なくとも五、六百台の駐車場はこの近辺に確保しておかなければならない、ねえ。そういうときには、職員の車も当然近くに来ます。遠くから歩いてくるわけにいかないですから、ねえ。それから、それに関連する人も大勢集まってきます。そうなったときに、五、六百台の駐車枠がないと、とてもどうもこうもならない、ねえ。どうするんですか。だから、今のうちに早く手を打たなければいけないということで私がきつく言っているんですが、町長非常にぬるい、ゆったりした考えでねえ。 で、町長に一言言いたいんですが、非常に人当たりのいいことばっかり言ってたんではトップの役目は欠かないんですよ。役場はトップの声で全て動いているんですよ。だから、トップがもうちょっとしっかりしてほしい。もうちょっと大きな目でいろんな人の意見を聞きながら、即実行力を発揮してほしい、こう思うんですが、町長、今後の考えをお尋ねします。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 高田議員がおっしゃられるように、私の責任というのは、最終的に決断をするのが私の責任だと、このように感じております。いろいろな人からいろいろな意見を聞き、そこの中で取捨選択をし、最終的に町のために何が必要かというふうなことにつきましては、私が責任を持って判断をすると、そういうふうな気持ちでございます。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 最後に、町長、私の責任で判断するということですが、その判断を的確に早くしてください、ねえ。時間がかかってたらタイミングずれますから、早くしていただきたい。これで終わります。 ○議長(平野敏弘君) 次に、岡村咲津紀君。 ◆8番(岡村咲津紀君) 〔登壇〕 失礼いたします。今回、2点通告しています。 まず、1点目の地域での支え合いの推進について質問をさせていただきます。 3月末で里庄町の人口は1万1,186人、そのうち65歳以上の高齢者が3,334人となっております。その中で要介護の認定者が617人を超え、高齢化率は29.81%となっています。地域で暮らす高齢者が自分らしく生き生きと生活していくためには、制度のすき間を埋める生活支援サービスと元気な高齢者が生きがいを持って支える側にもなれる社会の体制づくりが必要であります。団塊の世代が75歳以上となる2025年をめどに、重度な要介護状態になっても住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、医療や介護予防、住まいや生活支援が包括的に確保される体制に向け、生活支援や介護予防の観点から生活支援体制整備事業の推進が求められ、多様な日常生活の支援体制の充実や強化及び高齢者の社会参加の推進を図っていくために町で取り組まれていることをお伺いいたします。 まず、1点目、生活支援体制整備事業の具体的な取り組みと現況についてお伺いいたします。 ○議長(平野敏弘君) 鈴木健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。岡村議員さんの1点目の生活支援体制整備事業の具体的な取り組みと現況についてお答えいたします。 本町の生活支援体制整備事業は、ひとり暮らし世帯や支援を必要とする高齢者が増加する中、老人クラブ、社会福祉協議会、シルバー人材センターなどと連携を図り、高齢者が生きがいを持って生活が続けられることを目的に、生活支援サポーターの養成及び地域の集いの場づくりを行っております。 生活支援サポーターは、現在までに54人養成し、20人の方がシルバー人材センターに登録しています。また、地域の集いの場づくりは、ご近所同士が集まり、顔を合わせ、会話を楽しむことにより、人間関係が深まり、そこで生活支援コーディネーターを中心に地域包括支援センターと社会福祉協議会が協力し、介護予防に効果のあるいきいき百歳体操を実施し、地域全体で健康づくりを行っています。最近では、地区サロンや老人クラブに声かけをし、いきいきサロンが口コミで広がっています。なお、いきいき百歳体操を継続的に実施している分館は9分館でございます。 また、去る11月29日に支え合う関係をつくるためのきっかけづくりを目的に、介護予防のためのワークショップを開催いたしました。今回のワークショップでは、2分館、岩村分館と津江分館のほうから実践発表をしていただきまして、そこから得たヒントをもとに参加者が地域で何ができるか、また誰でも担い手になれることを気づいていただくことができたと思います。また、この取り組みを今後につなげていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 岡村咲津紀君。 ◆8番(岡村咲津紀君) 〔登壇〕 答弁の中でワークショップの話も出ましたが、私も参加させていただきました。ワークショップの中でもう本当に生の声を聞かせていただきましたが、これからのですね、地域の人的資源っていうのを最大限に有効活用することが重要になってくるのではないかなと思っております。住民や民間団体、民間企業と地域の多様な主体による多様な生活支援を地域の中で行うことにより、なじみある人間関係や社会参加によって、住みなれた地域で安心して住み続けることができる地域づくりが構成されてくるのではないかなと思っております。町民一人一人が安心感と生きがいの持てる地域をつくり、自分たちが住みたい町にするための仕組みづくりを構築していかなければならないと思っております。 町では地域支援サポーターとして認知症サポーターの養成講座を修了された方々に町の地域包括支援センターに自主的に登録をしていただき、先ほどありましたねえ、54人が登録をされているっていうことですが、それぞれのやっぱり分館によって体質があると思います。やっぱり一定の分館だとよくサポーターとして講座を受講される人が多いんですが、なかなか分館によっては少ないなということで、そのサポーターの輪も広がらない可能性ももちろんあります。で、養成講座を修了された方が包括センターに自主的に登録をしてサポーターの会員としてボランティア活動を展開していっておりますが、これポイント制になっておりまして、一定のポイントで浅口市の商品券と交換できるようになっていますが、地域支援サポーターのみの役割、それから具体的な活動の内容や事例等をお願いいたします。 ○議長(平野敏弘君) 鈴木健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。岡村議員さんの地域支援サポーターの役割についてお答えします。 サポーターの役割をご説明する前に、生活支援サポーターと地域支援サポーターについてちょっと簡単にご説明いたします。 里庄町のほうでは、高齢者の生活の支えとなる生活支援サポーターと高齢者の見守りやサロンの運営などを行っている地域支援サポーターが地域でご活躍いただいております。生活支援サポーターは、養成講座を修了し、シルバー人材センターの会員として登録をしていただくことで活動し、内容としましては買い物、掃除、洗濯物を畳んで収納することや新聞を束ねることを行っております。また一方、地域支援サポーターの活動内容は、独居高齢者や高齢者のみの世帯の訪問、サロンの運営、声かけ、誘い出しなどを行っております。この2つのサポーターの役割は違いますが、地域で高齢者を支えていただいております。里庄町にとって地域での支え合いを推進していく上で必要な存在になっております。 それでは、地域支援サポーターについて活用内容等ご説明いたします。 地域支援サポーターは、地域における住民主体の介護予防活動の育成、支援を行うもので、里庄町地域包括支援センターが実施する地域支援サポーター養成講座を受講し、修了された方のうちサポーター活動に参加することを希望された方がサポーターとして登録して、現在64人の方が登録し、活動していただいております。 活動内容といたしましては、独居高齢者、高齢者のみの世帯などを訪問し、安否確認、ごみ捨ての代行、またサロンの運営や参加の声かけなどをしていただいております。活動内容を3カ月ごとに町に報告してもらい、その活動に応じてサポーター活動評価ポイントとして付与しております。なお、活動ポイントは、岡村議員さんもおっしゃってましたが、浅口商工会共通商品券に交換できるようになっております。 里庄町包括支援センターにおいても、独居高齢者や高齢者のみの世帯の訪問は行っておりますが、日常のちょっとした変化に気づくことには限界があります。毎朝決まった時間にカーテンがあいているのにきょうはあいてないという気づきは、ご近所さんだからできることだと思います。こうしたちょっとした気づきにより、確認のために高齢者のお宅を訪問することで体調不良や緊急事態など早期に発見することができると考えております。 また、3カ月の活動報告から地域包括支援センターが把握できていなかった様子などを知ることができ、専門的な支援につなげることができると考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 岡村咲津紀君。 ◆8番(岡村咲津紀君) 〔登壇〕 生活支援、それから地域支援に対してですね、本当に日常的に皆さん、本当に親を思う気持ちで活動されているっていうことは私も十分わかっております。 で、町の生活支援サービス事業の中に民間の配食サービス事業所に委託しまして、必要とする高齢者に関しては一月20食を限度として150円から200円を支給してある事業もあります。 それから、シルバー人材センターの先ほどのサポーターですね。訪問をされて、買い物とか家事支援などをされておりますが、シルバー人材センターへ登録をされてる状況ですね、年齢層であったり、男女の比、それから、今仕事の内容はお聞きしましたからあれですけど、シルバー人材センターへ登録をされてる会員数と利用者のバランスというのは、足りてるのかどうかっていうことをお尋ねいたします。 ○議長(平野敏弘君) 鈴木健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。シルバー人材センターの会員の登録者と利用者のバランスについてお答えいたします。 現在、生活支援サポーターの登録者数は20名で、シルバー人材センターによる生活支援サービスを利用している方は11名でございます。生活支援サービスは2人体制で行っており、急用や体調不良などで人員が欠如した場合は、かわりに支援に入れるシルバー会員がいなければ、当日のサービスが提供できないことがあります。また、利用者によっては、男性会員の訪問を拒否することもありますので、人員の確保が困難な状況になることもあります。ただ、今のところ登録者と利用者のバランスはとれていますが、今後高齢者の増加に伴い、登録者の不足が予測されます。 そこで、登録者をふやすための取り組みとして、今年度、文化協会や消費生活問題研究協議会へ生活支援サポーター養成講座の受講勧奨を行い、また引き続き受講者への登録勧奨なども行っております。ただ、登録者が伸び悩んでいるのが現状です。今後も各種団体に生活支援サポーターの養成講座の受講勧奨を行い、サービスの需要に見合ったシルバー人材センターの登録者を確保していきたいと考えております。 なお、20名の年齢、あと男女比でございますが、60歳から64歳の方が3名、65歳から70歳の方が9名、70歳以上の方が8名、また男女比で申しますと、男性が7名、女性が13名でございます。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 岡村咲津紀君。 ◆8番(岡村咲津紀君) 〔登壇〕 シルバーの登録者と利用者というの、今のところはまだまだ賄える状態っていうことなんですが、これから2025年度に向けては、やっぱり必要とする方がふえてくると思いますので、町のほうからもですね、ぜひ支援者をふやしていただきたいと思います。 せんだってのワークショップでも、事例としてビデオというか、そういうのを見ますと、実際に身近な方が出てこられて、あっ、こういうことをされてるっていうことがありますので、できましたらサポートをふやす上では、あっ、こんなに負担がなく身近な人と触れ合いながら助けられるんだっていうこともですね、一つの手段ではないかなと思います。 で、シルバーの利用者っていうのは、要支援、要介護等を受けてないとできないんじゃないですかね。それは。 じゃあ、笠岡のですね、認定NPO法人ではですねえ、公的制度のサービスの対象にならない方、健康でも家事ができない、生活の支援を必要とするという方も含めてですねえ、手助けをされております。困ったときはお互いさまという気持ちで有償ボランティア活動をされております。ふれあい助け合い活動っていうことでやっておりますが、サービス内容としましては、病院へ行ったり、美容院ですね、それから買い物の同行等の外出支援を行ったり、買い物をかわりに行ってあげたり、それで家事を支援してあげたり、それから話相手になるっていう見守り支援とかお弁当の宅配の支援とか、本当にさまざまな、えっ、こんなこともするのっていうようなこともされております。で、この事業っていうのは、利用者も協力者も会員制となっております。入会金を必要として年間幾ら、1冊8,000円ですけど、そのポイントを買って、やった人は払う、してあげた人は受け取るという形でポイント制になっております。で、たまったポイントっていうのは現金化することもできて、自分が使わない場合には家族もそのかわりに利用できるというふうな仕組みになっておりますが、里庄町の町民もかなり登録してるし、サポートもしております。 一番やっぱり困るっていうのは、移動支援っていうのが本当に、タクシーチケット対象者には配付しておりますけど、その対象者でない方でも移動支援が必要とする方が町内にはたくさんいらっしゃいます。ですから、そういう移動支援等も含めてですね、今度実施計画っていうのがあるのかお伺いいたします。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 岡村議員のおっしゃられます、移動支援につきまして、私のほうからお答えをさせていただきます。 先ほど岡村議員おっしゃられましたように、現在里庄町ではタクシー料金の助成事業を行っておりますが、これにあわせて先ほど岡村議員言われましたように、ボランティア団体、またNPO法人等が外出支援事業を実施するということは、今後必要になってくると、有効な事業ではないかなと、このように考えております。 で、確かに他の市町では、NPO法人が、費用をですね、一部負担をして実施しているというふうな状況もございます。里庄町でもそういうふうなことが今後可能かどうなのか、どうやったらできるのか、そういうふうなことにつきまして調査研究をしてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(平野敏弘君) 岡村咲津紀君。 ◆8番(岡村咲津紀君) 〔登壇〕 この認定NPO法人というのは、岡山県では初めて笠岡のハーモニーネット未来が受けております。ここはですね、笠岡市あるいは国とかいろんな事業、民間からも補助金とか助成を受けて運営しております。で、今のところは笠岡市がこうやって助成あるいは補助金を出しておりますが、里庄町の利用者、受ける側、サポートする側っていう会員もふえてきます。で、これは里庄だけでなくって、井原市も矢掛町もそういうメンバーの方がいらっしゃいます。笠岡市だけが助成するのではなくってですねえ、やっぱりある程度の、補助を出してお願い、手を広げていただくとか、そういうこともこれからは考えていかないといけないのではないかなと思っております。 で、生活支援体制整備事業については、町長のお考えをお伺いいたします。先ほども課長のほうからありましたが、29日に町と社協、それから備中県民局、NPO法人で介護予防のためのワークショップが健康福祉センターで開催されました。で、私も参加させていただきました。で、参加者はですねえ、主に地域支援サポーターの方、受講生の卒業生とかが多かったんではないかなと私自身感じましたが、ワークショップ終了後にですねえ、里庄町には何が一番問題なのかっていう、ファシリテーターの方からの問いかけがありましたけど、やっぱり居場所となる公会堂っていうのが、その公会堂の中心部にあればよく活用できる。私はグリーンクレストに住んでますが、北分館は一番山際にありますね。ですから、そういうふうに公会堂の場所っていうのが離れたところ、クレストは団地の中ですからそう離れてはいませんが、やっぱり利用しやすいっていうのは、やっぱり離れていると、やっぱり行くのにちょっとおっくうになるっていう発言がありました。 それから、買い物弱者が多い、スーパーやコンビニがですね、自宅から離れて、車を運転できないがためにもう外へ出るのも嫌だからっていうことで、買い物がもう不便であるっていうことで、加工食品を買ったり、缶詰等でですね、食事を済ますっていう方がふえておりまして、そうすれば今度は健康に悪影響があるんではないかなというような意見もありました。これは、活動しているサポーターの方の意見ですから、本当に活動しながらも不便を感じてるっていうことは、やっぱり受ける側っていうのはもっともっと大変な状況ではないかなあ。かなり不便さを感じて生活しているのではないかなと私は感じました。 で、社会福祉法人である社会福祉協議会っていうのは、営利を目的としない組織ですね。で、公共性、公益性が高く、福祉団体であって、町民の方の声をですねえ、行政に反映させる民間団体として、先駆的な役割を果たすのが社会福祉協議会であると思います。で、民間団体でありながら、里庄町の社会福祉協議会の会長は町長が務めております。社会福祉法人である社会福祉協議会っていうのは、行政とは違って柔軟性を持って幅広く対応することができる団体だと私は思っております。で、さらに、その民間性を生かして、町民のニーズによる活動を展開し、地域福祉活動にですね、努めて、その運営に当たるようになっていると思います。 で、本来は、社会福祉協議会がこのような事業をですねえ、中心となって手を広げて進めていくことが、もちろん健康福祉センターと連携しながら、理想ではないかなと思っております。で、里庄町の社会福祉協議会のスタッフの充実っていうのをですね、今後考えていかないといけないのではないかなと思っております。スタッフの、だから職員の数もふやしながら、地域支援体制整備事業を進めていただくためのですねえ、連携ですねえ。健康福祉課と社会協議会が本当に連携をしないと、うまくコミュニケーションをとりながら地域住民を支えていくっていうことが一番理想だと思いますが、町長の考えをお尋ねいたします。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 岡村議員のご質問にお答えいたします。 せんだって行われましたワークショップ、非常に有意義だったと私も職員のほうから復命を受けております。私も参加したかったのですが、上京しておりまして参加することができませんでした。その復命書の内容を見れば、いろいろな意見を出していただき、我々も取り組まなければならない課題がそこには記録してありました。 本当に外出をされる買い物とか病院とか、そういうふうにお困りになられてる方は多いんだなというふうなことを感じました。と申しますのが、せんだっても移動販売車っていうのが町内を走っておりまして、そこに付近の高齢者の方が買い物に行かれてました。実際に車を運転できない、けれども日用品、生活用品、食料品の買い出しはやはりなかなか大変なことなんだなあというふうなことも、実際に感じたところでございます。 岡村議員さんおっしゃられますように、2025年問題もございますし、2040年の問題もございます。高齢者がこれからどんどんどんどんふえてくる中で、それぞれの分館、それぞれの地域の中でお互いがお互いに関心を持ち、共感を持ちながら助け合う、支え合う地域社会を構築していくことが非常にこれからは重要なことにはなってくると、私も痛感しておりますし、そこの中で社会福祉協議会がどのような役割を果たしていかなければならないのか真剣に考えるべきときが来ていると思います。 岡村議員おっしゃられましたように、笠岡のボランティア団体のハーモニーネット未来のやられている事業等も参考にいたしまして、社会福祉協議会が中心となって、また他の団体の協力も得ながら今後何ができるのかというふうなことも調査研究をしてまいりたいと、このように考えております。 また、人員配置でございますけれども、今まで社会福祉協議会1名欠員になっておりましたが、来年の4月からは手話通訳士の資格を持ち、また社会福祉士の資格を持った職員を配置するというふうにしておりますので、そういった職員も活用しながらさまざまな事業に取り組んでまいりたいと、このように感じております。考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 岡村咲津紀君。 ◆8番(岡村咲津紀君) 〔登壇〕 町長のほうから答弁いただきました。移動販売車もですね、本当に時候のいいときは、やっぱり高齢者の方が来て、もうきょうは何も買い物ないんだけど来たんよ、近所の方が心配してくれるからっていうこともあります。 ただ、私が真夏に見かけたときには、非常に販売車の方お気の毒だなと思ったのは、夏の本当に暑い暑い、ことしは特に暑かったんですけど、どなたも出てこられないんですね。そこで、一定のところでずうっと待っとられるのもですね、これはご商売でされてるからそこまでの心配する必要ないかもわかりませんが、そういうこともありました。ただ、移動販売車は、本当に私もいいなと思うのは、次に何を持ってきてって言ったときにちゃんと持ってきてくれるから、それから行かなければ、どしたん、きょうは来んなということで心配してくれるから、ひとり暮らしじゃからそんなに買い物ないけど、ちょっと顔を見に行くとかいう高齢者もいらっしゃいますので、その点は本当に里庄お店が少なくなった中にですね、非常にいいなあと思っております。 それと、社会福祉協議会のお話なんですけど、やっぱり町民とうまくコミュニケーションをとるっていう、そういう職員さんがやっぱりいないと、本当に行ってもなかなか話づらいっていう声も耳にします。 あと、ここ数年ですね、次々に社会福祉協議会の職員さんがやめられていたことに関しましても、やっぱり行政としてもですねえ、何が原因であるかっていうことはちょっとチェックといいますか、確認というか、そういうこと必要ではないかなと私は思っております。この職員はいいけど、この職員さんは苦手とかいう町民の声っていうのは、やっぱり何かがあるからそういう発言になると思いますから、そういうところはお互いに職員同士がコミュニケーションがとれるような、やっぱり働きやすい職場でないといけないと思いますから、そういう点はやっぱりある程度注意を向けていただきたいなと思っておりますが、最後の質問させていただきます。通告1点目の最後の質問ですね。 これからですね、2025年に向けて介護職員の人材確保っていうのは、非常に大きな社会問題となっております。厚労省が2025年の介護職員不足の推測によりますと、岡山県は5,701人の介護職員の不足があるそうです。国のほうではですね、諸外国からのそういう介護職員をあれしようというようなことも取り組まれておりますが、2025年に向けて町の介護職員不足に見込まれる試算等をですね、考えているのかどうか。高齢者の生きがいづくり、介護予防を目的とした事業については現在どのように取り組まれているのか、進捗状況についてお伺いいたします。 ○議長(平野敏弘君) 鈴木健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。岡村議員さんのご質問にお答えします。 まず初めに、介護職員の不足の件につきましては、当町におきましては、そういったことは現時点では考えておりません。 次に、介護予防を目的とした事業の進捗状況につきましてお答えしますと、単身高齢者や高齢者のみの世帯、認知症高齢者が増加する中、介護が必要な状態になっても住みなれた地域や自分が住みたいと思う場所で暮らし続けることが必要になると思います。そうしたところで、介護だけではなく、医療や予防、生活支援、住まいを包括的に提供する地域包括ケアシステム、先ほど町長も申しましたが、その構築が重要になると思います。本町でも、平成29年度からスタートした総合事業、先ほど来から申しました生活支援サービスとか、そういった事業を29年度から展開しておりまして、今後も高齢者が元気になってもらうためには、現時点での体の状態のみではなく、将来予測しながら多職種で多角的な視点でかかわっていく必要もあると思いますので、来年度、理学療法士のほうを採用していただいておりますので、そういった専門的な知識を活用しながら介護予防や地域づくりを実施していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 岡村咲津紀君。 ◆8番(岡村咲津紀君) 〔登壇〕 そうですね。新年度には新しい職員さんがふえて、やっぱ少し充実できるかなっていうお答えをいただいております。福祉の現状とか、福祉の介護職であったり、介護の仕事にですね、魅力、やりがいがあるっていうことをですねえ、若い世代に伝える機会をふやしていって、若い方にですね、あっ、介護の仕事すばらしいっていうふうな思いを持てるような機会を積み上げていく必要があるんではないかなと思っております。 私もチョボラ・ジュニアの会を立ち上げましてもう25年以上になります。もうそうですね、まあ30年弱ですけど。やっぱり卒業した中学生の中には、ボランティアの体験を生かして介護職についた生徒もかなりいますので、ぜひですね、若い世代から里庄町の住んでる子供たちにも介護の仕事を選べるような機会をつくっていただきたいなと思っております。 で、次に、通告2点目のヘルプカードについてお尋ねいたしますが、町ではヘルプカード、それからヘルプマークも導入していますので、同じように質問させていただきます。 岡山県は、ヘルプカード、ヘルプマークの理解促進を図る取り組みの一環として、昨日ですね、3日から9日までの障害者週間を含む12月の1カ月間、ヘルプマーク周知啓発期間と岡山県はしております。3県民局と6つの保健所を中心に、それからまたJRの各駅にポスター等を掲示し、周知啓発を図っております。 で、皆さんは、このヘルプカード、それからヘルプマークをご存じですか。これがヘルプカードですね。これには、いろんな住所であったり名前であったりとか、かかりつけの医者であったりということ、これは大きく拡大しておりますが、このちっちゃい名刺サイズのあれなんですね。これぐらいの大きさなんです。だからちっちゃいんですけど、でもこれあれば、どこかに身につけとれば、何かあったときには助かる。 それから、これがヘルプマークですね。赤い地にハートのあれと赤十字というか、これがヘルプマークです。で、このマークを入れてですねえ、これを持ってれば、例えば身につくところ、わかるところに持っていれば、あなたの支援を必要としていますっていう意思表示ができるわけです。で、これには、先ほども申しましたが、緊急の連絡先や必要な支援の内容等が記されている。このカードのほうには記されております。 で、こちらのですね、ヘルプマークのほう、このヘルプマークのほうはですね、数年前に東京在住の自閉症のお子さんを持つお母さんがですね、私の子供は1人で社会参加ができないから助けてくださいということ、災害や事故に遭遇しても周囲の人が支援の手を差し伸べてくれるような東京をつくってほしいと、議員に訴えまして、その議員もかなり動いたんですけど、なかなか東京都はそれを受け入れてくれませんでした。しかし、2011年3月に東日本大震災が発生し、混乱の中に家に帰れない障害者が続出したことで再三の要請を行って、ついに東京都が方針を転換して、2012年10月に標準様式を定めることになったのがきっかけです。 で、2009年以来推進してきました。誰もが一目でわかる共通のヘルプカードの普及に向け取り組みが始まったっていうことが経緯としてありますが、このヘルプマークのほうは、経済産業省が平成29年の7月にヘルプマークを日本工業規格、いわゆるJIS規格に登録をし、その後全国的に普及が進められております。 で、ヘルプカードは、ちょっと手助けが必要な人、ちょっと手助けたい人を結ぶカードであります。障害のある人っていうのは、自分から困った、困ったっていうことをなかなか人に伝えられない方がたくさんいらっしゃいます。支援が必要なのにコミュニケーションに障害があって、そのことが伝えられなく困っていることも、その自覚していない人もおります。特に災害等には、困り事がふえることが想定されております。 で、最近では、こういうものをですね、かばんのひものところに下げてるのも時々見受けるようにはなりましたけど、地域の人たちはですね、何かあったときにはどのように支援をしていいかわからないとか、障害の方がですね、なかなか理解できない。困ってるのではと気にはなってるけど、誰にその人のことを聞いてよいかわからないっていう声が多くあります。で、何かのきっかけになればですね、障害者と健常者をつなげることができます。で、ヘルプカードっていうのは、このカードっていうのは、そのためのカードだと私は思っております。 で、ただですねえ、ヘルプカードをですねえ、役に立つものにするには、健常者の理解と協力っていうのが必要不可欠であります。カードを示されたら、ちょっと勇気を出して手を差し伸べることが大切であります。 で、また、近年のですね、心理学では、他人に親切な行いをすることによって自分自身の幸福感が高まると証明されております。で、情けは人のためならず、これはやっぱり日本独特の文化ではないかなと思っておりますが、ヘルプカードはですね、私たち自身を助けるカードでもあると思います。 で、平成29年度に、町はヘルプカード、ヘルプマークを導入しておりますが、これまでの発行件数、それから手続っていうのはどのようにすればよいのかお伺いいたします。 ○議長(平野敏弘君) 鈴木健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。岡村議員さんのヘルプマーク、ヘルプカードの発行件数についてお答えいたします。 岡村議員さんがおっしゃるように、ヘルプマーク、ヘルプカードは、義足や人工関節を使用している方、内部障害、聴覚障害のある方、また難病のある方、また妊娠初期の方など外見からわかりにくい方へ、配慮や援助を得やすくするためのものです。本町では、岡村議員さんもおっしゃいましたが、平成29年4月からヘルプマーク、ヘルプカードを導入し、健康福祉課や社会福祉協議会で交付しております。 交付方法につきましては、窓口で申請書を記入していただくだけでマークとカードを交付しております。ただ、申請書の記入を拒まれる方もいらっしゃいます。そのような方につきましては、念のために状態を、原則はお尋ねはしてないんですけど、状態をお尋ねして交付するようにはしております。 マークの交付件数につきましては今70件、カードの交付件数は20件でございます。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 岡村咲津紀君。 ◆8番(岡村咲津紀君) 〔登壇〕 70件と20件、まあまあそこそこかなとは思っておりますが、例えば妊娠初期であったりとか、そういう方に関しては、じゃあ、もう出産してもう要らなくなったと、そういうのは回収事業されているのかどうか。回収をされてるのかどうか。 それから、拒む方に関してですねえ、やっぱりできればアドバイスをして推進していかないといけないんじゃないかなと思っております。せっかくこのような意思表示ができるもの、表現できるものですから、やっぱり勧めていくっていうことが大事ではないかなと思っておりますが、そういうふうに、どのようなアドバイスをされているのかっていうのをちょっとお尋ねいたします。 ○議長(平野敏弘君) 鈴木健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木達也君) 失礼いたします。岡村議員さんのご質問にお答えします。 まず初めに、妊婦の方に一旦マークをお渡しして、その後返却ということまではしてはないです。やはり、何らか今後もそういった支援が必要になってくると思いますので、原則は返却までは求めてはおりません。 マークにつきましては、マタニティマークが妊婦であることを周囲に知らせるのと同様に、援助を必要としていることをマークについても知らせるものです。 また、ヘルプカードにつきましても、聴覚障害のある方など、声をかけられてもコミュニケーションをとることができない方が携帯し、いざというときに、必要な支援や配慮を周囲にお願いするためのものになっております。そういったアドバイスをさせていただいて、基本的には障害者手帳を交付する際に、障害者の制度でありますと、そういったものの中にそういったマークであるとかカードのご案内をさせていただいております。手帳交付時にそういったアドバイスをさせてもらって、取得のお勧めをしております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 岡村咲津紀君。 ◆8番(岡村咲津紀君) 〔登壇〕 そうですね。そしたら、次にですね、先ほども、耳の聞こえない方っていうふうなこともありましたが、障害者のシンボルマークっていうのはですねえ、聴覚障害者、盲人や、それから内部障害者についてはですね、それぞれ認識するためのさまざまな種類があるんですけど、障害者全般をあらわすシンボルマークとしては車椅子のマーク以外は何もないんですね、公的には。だから、そういう、やっぱりこういうもの、障害っていうのが一般になかなか日本では浸透していないっていうのが現実であると思っております。 で、マークの種類と同様にですね、障害のタイプっていうのも本当にさまざまです。特に最近では内部疾患の方があったり、総合失調症の方とか、いろんな方で意思表示ができない方っていうのが社会的にも多くなっております、日常的にですね。で、日常生活とか緊急時においてですね、周囲の支援とか、配慮を必要とするという場面というのは多くあると思います。障害者だけでなく、けがを、一時的にけがをしている方、それから妊娠している方とかは、それから体の不自由な高齢者など周囲の支援っていうのがやっぱり必要となっているのは、もう本当に幅広くあると思います。 ヘルプカードの存在っていうのをですねえ、先ほど70件と20件というふうにおっしゃいましたが、その発行しました、それで終わりですよじゃなくって、サポートする側の認識っていうことも必要ではないかなと思っております。ですから、障害者に渡してる、申請者に渡してるから、これで取り組んでますよではなくって、それを支える側、健常者ですね、いわゆる。そういう方たちにもやっぱり周知しないといけないと思いますが、お尋ねいたします。 ○議長(平野敏弘君) 鈴木健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木達也君) 〔登壇〕 岡村議員さんのご質問にお答えします。 ヘルプマーク、ヘルプカードの普及啓発を健康まつり、広報紙、ポスター掲示、また社会福祉協議会の協力により各種団体の総会、研修会で行っております。 しかし、岡村議員さんもおっしゃるように、認知度はまだまだ低く、普及啓発活動は今後も必要になると考えております。今後も障害者3団体と連携を図るとともに、広報媒体や各種団体の総会、研修会などでさらなる普及啓発に努めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 岡村咲津紀君。 ◆8番(岡村咲津紀君) 〔登壇〕 ヘルプカードはですねえ、マークを提示することで障害がある方にとっては何かあったときに見方になってくれる、理解してもらえる、手助けしてもらえるっていうことができて、本当に安心しているのではないかなあと思っております。 で、たしか美咲町のほうではですね、これがちゃんとカードケースに入ってる。里庄町ではどうなってるかわかりませんが、この美咲町ではですねえ、これでアレルギー疾患も記入するようになってるんですね。これ、アレルギーっていうのは、本当に命取りになるアレルギーもありますので、できたら、ここへ書く、あれですけど、ちゃんとそれがアレルギーがあるかないかっていうのを記入するようにもなっております。各自治体によってこれは独自に発行しておりますので、いろんな取り組みがあるかと思います。で、ご本人さんがですね、緊急連絡先を携帯しているということはですね、家族とか支援者の不安を和らげて緊急に必要となる情報というのをあらかじめ備えることができると思っております。 で、さらに、緊急時に支援をしたということになって、された方、受けた方はですね、本当にコミュニケーションっていうのが、やっぱりしてくださった方に対しては、やっぱり心が通じ合うんではないかなと思っております。 で、ヘルプカードについてですね、知っていると障害者のある方がですねえ、どのような支援を必要としているかっていうことのきっかけにもなりますので、障害を理解することにもなるかなと思っております。 で、最後に町長にお尋ねいたしますが、国連の障害者の権利に関する条約の締結に向けて国内法制度の整備の一環として全ての国民が障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的として、平成25年6月に障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律、いわゆる障害者差別解消法が制定され、平成28年4月から施行されました。 鳥取県は、全国に先駆け、あいサポート運動を展開しています。障害の有無にかかわらず誰もが住みやすい社会づくりを進めようという取り組みは、昨年山口に続き、ことしの1月には岡山県も加わって、中国地方全ての県に広がっております。ついせんだってもですね、鳥取県であいサポートの中国大会が行われました。障害者差別解消法の目的にも合致しておりまして、岡山県もあいサポートの輪を広げると言っております。 で、あいサポートっていうのは、愛情の「愛」ですね。それから私の「I」を、共通する「あい」っていうことで「あい」、それから支える、応援する意味のサポートで「あいサポート」というふうに呼んでおります。 ○議長(平野敏弘君) ゼロ。 ◆8番(岡村咲津紀君) 済みません。ちょっとそれじゃ。 じゃこれで町長の考えをお尋ねしたいのは、早く言ってくれないと。ごめんなさい。ちょっと時間がオーバーしておりますが、このような取り組みっていうのは県レベルじゃなくって、身近な自治体からするべきではないかなと思っておりますので、町長のお考えをお尋ねいたします。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 岡村議員さんがおっしゃられますように、誰もが住みやすい社会の実現、いわゆる共生社会の実現ですね。そのためには、町民一人一人のやっぱり障害者、障害があるなしにかかわらず、広く共感し、理解を進めることが非常に重要になってくるんだと、このように考えております。 そういった中で、じゃあそれを地域の中でどのように進めていくかということにつきましては、例えば先ほど申しましたように、手話通訳士を採用しまして、手話言語条例をこれから議会の皆様にお示しをしながら制定に向けて取り組んでまいりたいと、このように考えておりますが、その手話につきましても、ある意味障害者の方の理解を深めることになりますし、また先ほどのヘルプカード、ヘルプマークの普及促進に向けて障害者が当然我々の社会の中にはいて当たり前なんだというノーマライゼーションの考え方をさらに普及を進めていく上でも、小・中学校におけるインクルーシブ教育の中でもそういったふうな取り組みを進めてまいりたい。要するに、子供から大人までが全てがそういった住みやすい社会の実現に向けて障害者理解を深めていく必要があるんではなかろうかと、このように感じております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) はい、ご苦労さん。 ここでちょっと15分休憩をとって、3番の小野光章君がもう続けて休憩からやりますんで、5分や10分オーバーしてもやらしたいと思います。皆さん、協力お願いいたします。            午前11時06分 休憩            午前11時21分 再開 ○議長(平野敏弘君) それでは、休憩を解き一般質問を行います。 3番小野光章君。 ◆3番(小野光章君) 〔登壇〕 3番小野光章です。通告書に従い3点について質問します。 で、3点なんですが、最初の1点目、役場周辺駐車場の確保についてでありますけど、この点につきましては、同僚議員からの提案もございまして、質問もございまして、私のほうなりにちょっと違った角度でできれば答弁していただきたいと、答弁できない部分はできないで結構です。 ということで、まず最初の現在粛々と進められているその駐車場用地確保ですねえ。この点についてはしっかり努力されてやってるんだろうと思いますけど、この確保に向けては今後明るい光が見えてるのかどうか、執行部の考え、思いをできれば教えてください。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。小野光章議員の駐車場用地の先ほど来から出てる、用地取得の進捗状況でございますけれども。 これにつきましては、5月の全員協議会で説明をさせていただきました。その後ですね、7月豪雨とか、そういったいろんなことがありましてですね、現状としては話はしておりますけれども、まだ契約までには至っておりません。これにつきましては、これから鋭意努力してですね、できれば来年予算にですね、計上して、そういった形で進められたらというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 小野光章君。 ◆3番(小野光章君) 〔登壇〕 少しずつでも周辺の駐車場確保、これは先ほど町長も答弁されてましたように、必要であるいうことは皆さん認識されてると思うんですね。その方向へ向かってぜひ頑張っていただきたいと、このように思います。 で、関連の質問ですが、もう一点、ビッグイベントのときに、当然この役場周辺、で一般道路、こういったところへ路上駐車をされて、要はイベントに関係ない人がそれを通行するときに非常に危険を感じるという状況はあるんですけど、執行部としてそれは把握されてるのか。 また、そういった状況を踏まえて、じゃあどういった形で対応していこうかという考えがありましたら、急な質問なんで済みません、考えありましたらお答えを願いたい。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。イベント時の駐車場の数が少ないということで、先ほど高田議員さんからもですね、ご指摘がありましたように、確かにイベント時にはですね、この周りの道路の周辺に駐車が目立っております。そういったことを防ぐためにいろいろな努力はしております。警備員をですね、配置するなり、それから交通指導員の方にも大変お世話になり、しております。そういった中でも、やはりそういった法を破ってですね、駐車する方はおられます。そういった方にですね、その辺はやはり町民の方、来られる方の自覚をですね、守ってもらうといったことで、イベントの前からそういった広報活動を通してそういったことはしないようにといった徹底を続けるしかないと考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 小野光章君。 ◆3番(小野光章君) 〔登壇〕 今の件に関しまして再質問させてもらいます。 そういった広報活動とか交通巡視員等々の人のお世話になって、確かに役場前あたりは少ないんですね。ただ、役場前からグリーンクレストのほうへ向かって上がった方向、大原中の公会堂とか大原西の公会堂、あの近辺はいまだにとまってるわけですよね。だから、今までの広報活動云々、それだけでもまだおさまってないというのが実態じゃないんですかね。なら、その辺もうちょっと考えていただく方法はないのか。手を考えていくいう方法ですよね。その辺ございましたらお願いします。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。小野光章議員さんの再質問にお答えします。 イベント等、非常にいろんなところでスタッフが必要になって、役場の職員、それからいろんな各種関係団体の皆さんにボランティアとして出ていただいております。そういった方々にですね、また動員をふやすとか、もしくはやはりもうそこへ駐車をしないようにと、そういったポールをですね、三角ポールを出してここはもうとめてはいけないとか、ことをしていくしかないと思っております。そういったことをですね、継続してすることによって、町民の方にもですね、ここはやはりとめてはいけないんだということを意識もらうしかないのではないかと思っております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 小野光章君。 ◆3番(小野光章君) 〔登壇〕 ぜひ今以上に前向きな危険防止のための施策いうのを考えていっていただきたいと、このように感じましたのでよろしくお願いします。 じゃあ、1点目の質問終わりまして、2点目の質問に入らせていただきます。 2点目は、交通事故防止の対応についてということで、これは以前にも同僚議員のほうから質問があった場所でございます。で、しかしながら、私はこの交通事故というのは、運転者みずからが安全を守って、交通ルールを守っていうふうな自覚がしっかりあれば、これは防げるもんだと、私は感じてる1人でございます。しかしながら、人間いうのは100%の行動はできません。ついうっかりとか、魔が差したとか、こういったことで事故は発生しているのだろうというふうに感じるものです。 で、こういった状況を踏まえて、この場所につきまして言いますと、229号線から南へ下ったあの西内食品の南側の交差点ですよね。あの場所でございます。で、11月いつごろだったか忘れましたけど、あそこでまた11月にも車同士の衝突と、衝突事故いうのもありました。これ、あれ自損事故等を含めると結構あそこでは事故があるんですよね。ただ、表へ大きな事故になってないというような感じだろうとは思うんですけど。だから、あの交差点は、町民の人でも結構危ないという認識を持って運転はされてると思うんです。そういって危ないと言われる方もおられます。この場所、事故を防止するためには何らかの施策を考えないかんのじゃないかなと。と私は感じるわけです。 そこで、執行部の方々は、執行部としてはその点についてどういうふうな考えをお持ちなのか、この点についてお伺いします。 ○議長(平野敏弘君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 失礼します。小野議員の町道里見229号線の西内食品南の交差点の危険防止対策についてのご質問にお答えいたします。 この交差点は、以前から危険防止対策として信号機を設置してはどうかとのご意見をいただいておりましたが、町道里見229号線と山陽本線、国道2号の距離が短いことから、信号を設置した場合には踏切の遮断機と赤信号のタイミング次第では国道や里見229号線へ車が連なることが予想されるため、信号機の設置は現時点で難しいと考えています。 町としては、今までにも安全対策として、交差点内に注意喚起のための路面標示であるカラー舗装を施工したり、交差点中央に交差点びょうやラバーポールなどの車線分離標、デリネータなどの視線誘導標を設置しています。ほかにも、交差点の東西に減速を促すための路面標示なども施工しておりますが、今後は交差点の注意喚起を促す標識を設置するなど、安全性の向上を図るため、さまざまな対策を考えたいと思います。 ソフト面からの取り組みについては、企画商工課長から説明いたします。 ○議長(平野敏弘君) 村山企画商工課長。 ◎企画商工課長(村山弘美君) 〔登壇〕 失礼いたします。私のほうからは、交通事故防止に向けたソフト面での取り組みについてお答えいたします。 交通事故防止への啓発活動といたしまして、町道里見229号線を含む箇所におきまして、毎月2回、10日と25日を目標に里庄町交通指導員の方を中心に朝の通学見守り活動を実施しております。歩行者や自転車への交通安全誘導を実施しております。 また東西の幼稚園児に対する交通安全教育や中学生等への夜行たすきの配付、春、秋の交通安全運動なども実施しておるところでございます。 町といたしまして、今後も交通事故防止へ向けて町内の交通事故多発箇所について把握するとともに、町民皆様への啓発活動を引き続き実施してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 小野光章君。 ◆3番(小野光章君) 〔登壇〕 いろいろ今答弁いただきましたが、信号機についてですねえ、確かに以前も難しいからつけられないという話は伺ったところですが、あの信号機も踏切から出入りする車、これを優先にするように感応式いうんですかねえ、あちらから来たときはすぐもう青信号に変えてやって出られるようにするとか、そういった方法で対応はとれないのかどうか。そこら辺検討されたのかどうか。よろしくお願いします。 ○議長(平野敏弘君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 感知式の信号機にすればということで、踏切、南から、229号線に向けて踏切を渡って出るところに感知のところ、感知のポイントをつくって、でいうことになると、すぐ変わるような形になるとは思うんですけれど。反対側も多分同じ感知式という形になると思います。あそこの交差点で私どもが今考えておりますのは、交差点同士の道路の幅が両方とも広いことがやっぱり一番問題だと思います。176号線という町道なんですけれど、運動公園に向かう町道も広い、で東西の229号線も結構広いという形で、どちらも初めて来られる方は結構こう幅広いので、どちらが優先なのかがはっきりしないのではないかと。で、その北の旧国道でも事故がよくあると確認してます。そういうこともあるので、まずそういうところからということで今お答えはしたんですけれど、信号機が全然ゼロということではないです。ただ、信号機を設置することでまた違った危険なことが想定されるということで、今はまずできること、優先がどちらの道路が優先なのかをはっきりさせるために施策をちょっと実施させていただきたいということでお答えをいたしております。 その後、どうしてもそれでいけないという場合は、違う方法を検討していくという形でご理解くださいますようよろしくお願いいたします。 ○議長(平野敏弘君) 小野光章君。 ◆3番(小野光章君) 〔登壇〕 事故が、大きな事故が発生しないようにね、やっぱり執行部側も町道でありますから、そういった事故防止のためにはしっかりと対応していただきたいと、このように感じたところであります。 で、これは余談事なんですが、あれはどこになるかな、国道沿いのあわねじゃねえ、あわねじゃったかな、食堂。 ○議長(平野敏弘君) えびすか。 ◆3番(小野光章君) あ、えびす。ごめんなさい。えびす食堂の前に、以前はあれ、あれも感応式の信号だったんだね。それが現在はもう通常どおりのサイクルに変えてるんですよ。            (「今、手押しよ」と呼ぶ者あり) いや、変えてるはずです。            (「手押し、手押し」と呼ぶ者あり) それは、手を押したらもちろん手押しで十分やけど、通常の場合、あそこは時間が来たら自動で変わってます。それ、何でそういうふうにしたかいうたら、要はファミリーマートの東から国道へ出る車が出られないと。踏切を渡って国道に来るじゃないですか。そしたら、あれがやっぱ二、三台あれたまったら、もう踏切の中入るから、で、あそこでずっと長く待たすのもやばいということで、だから公安委員会のほうか警察か知らないですよ、だからそれがもう周期的に自動で変えるようにしてると。もちろん歩行者とか自転車がボタン押しゃあ変わるはずですから、それは残ってると思うんですけど、そういう運用もやってると。だから、結構事故防止のためのいろいろな検討はしてくれてるんだなあというふうに感じたところで、これは余談事ですけどね。そういったこともあります。では、この件はもう終わります。 最後、3点目ですが、朝食の給食について。 これ、私ももう全く想像も何もしてなかったようなことをやってたという報道を見まして、ああ、これいいんじゃないかなということで、ちょっと執行部の考え方をお伺いしたいと思いまして質問をさせていただきます。 これは最近の報道で知ったんですが、最近の子供の中には朝食をとらないで学校に来ると。これは家庭の事情もあろうし、本人の事情もあるかと思うんですが。で、そういう状況で登校した子は、学校、学習に集中できてないと、ではないかというふうな考え方をされてる方もおります。で、この件についてはある自治体で報道されてたんですが、私が聞いたのは2件だけだったんですが、ここの朝食をとらないで来た子に対して給食を実施するということをやったようです。で、実際に朝食の給食を行って以降は、その朝食を食べに来た子いうのはわかりますから、そういった子も学習に集中力が増してると。これは格好よく言ったんかもしれませんけどね。そういう傾向が見られるというようなことを言われてました。 で、ここの学校の例をとりますと、朝食の値段は200円程度の朝食をする。たまたま報道で流れたのは、うどんをつくって食べさせてましたね。その200円の経費でもって各個人負担を50円ほど取るという形の内容で、調理のほうはボランティアの方がやってくれてるいうような内容でした。 で、こういったことで、本当にそういう子が多いんだったら、里庄も考えたらええんじゃないかないう気がいたしました。いうことで、質問の1点目は、朝食をとらないで登校してる学童数、こういったものを把握されてるのかどうか。お願いします。 ○議長(平野敏弘君) 小寺委員会事務局長。 ◎教委事務局長(小寺大輔君) 〔登壇〕 小野光章議員さんのご質問にお答えをいたします。 児童・生徒にとって朝食をとることは、1日の生活のエネルギーを蓄えるということだけではなく、学習面、健康面、体の発育の面でとても重要だというふうに考えております。今年度も小学校、中学校ともに朝食についてのアンケートや基本的な生活習慣のアンケートを実施しております。アンケートの結果では、小・中学校とも約94%の児童・生徒が毎日食べる、食べない日もあるが食べていると回答をしております。残りの6%につきましては、食べない日が多い、また食べないと回答している割合です。この6%のうち食べないと回答をしているのが約2%の児童になります。人数に換算しますと小・中学生合わせて約18人ほどが食べないというふうに回答をいたしております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 小野光章君。 ◆3番(小野光章君) 〔登壇〕 はい、ありがとうございます。率にしたらかなり少ない。で、これを西、東中学校と分けたらさらに少なくなるというふうな現状のようでございますので、特に慌ててこれをやってくださいということは私は言いませんけど、こういった動向をきちんと委員会のほうも何度もこう調査をするようなことを行って、それなりに対応をしていただければなと、こういうふうに感じたところでございます。 では、それで私の質問は終わります。 ○議長(平野敏弘君) 答弁はええんか。 ◆3番(小野光章君) よろしい。 ○議長(平野敏弘君) ああそうか。 それではこれで、もう時間が16分しかありませんのんで、午後になります。ここで暫時休憩します。            午前11時43分 休憩            午後 1時00分 再開 ○議長(平野敏弘君) それでは、休憩を解き、午前中に引き続き一般質問を行います。 1番佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 1番佐藤耕三です。きょうは通告に従いまして3点の質問をさせていただきます。 まず、第1点目でありますが、会計年度任用職員についてお伺いします。 国は、平成32年4月1日を施行日として地方公務員法、そして地方自治法をそれぞれ一部改正する動きがあります。本来、同一労働同一賃金の原則からいえば、フルタイムで働いている非正規職員、里庄でいえば臨時職員とか嘱託職員に該当すると思うんですが、そういった職員には各種手当の支給が行われるべきと考えますが、今は支給されているのは期末手当のみでそのほかの手当は支給されていません。非正規職員の中には、正規職員と同じくフルタイムで勤務する職員もいますが、なぜ正規と非正規に分かれているのでしょうか。現在の職員は、正規職員、非正規職員である臨時職員、嘱託職員とは、またパートで勤務する職員がいればそれも含み、それぞれ何人いらっしゃるのでしょうか。また、この制度が導入されれば、今の職員で影響を受ける職員はどのくらいいて、雇用面や各種手当とこういったものを含む賃金や福利厚生などはどのようになるのでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。佐藤議員の会計年度任用職員についてのご質問にお答えいたします。 まず、人数等を申し上げる前に、会計年度任用職員について先ほど佐藤議員からも少しありましたけれども、簡単にご説明をさせていただきたいと思います。 この制度は、平成29年5月に地方公務員法及び地方自治法の一部が改正されてできた制度になりまして、平成32年4月1日に施行されることとなっております。この法改正の趣旨といたしましては、一般職の会計年度任用職員制度を創設し、任用、服務規程等の整備を図るとともに、従来制度が不明確であり、地方公共団体によって取り扱いがまちまちであった特別職、非常勤職員及び臨時的任用職員の任用要件の厳格化を行い、会計年度任用職員制度への必要な移行を図るというものでございます。 で、本町の場合の現時点での人数でありますけれども、今年4月時点での正規の職員の人数は84人、で臨時や非常勤などいわゆる非正規の職員は役場内で事務に従事する職員や学校の生活支援員、給食の調理員など78人となっております。 次に、32年に会計年度任用職員制度が開始になった場合に、そういった非正規の方はどういった扱いになるのかという質問でありますけれども、先ほど申し上げた役場内で事務を従事する職員、それから学校での生活支援員、それから給食調理員など78人の方が、一応、そういった公募、それから、試験、面接試験等はですね、やる予定にしておりますけれども、そのまま対象として全ての方が対象となる予定でございます。 それから、どういった扱いになるのかということでありますけれども、具体的にはですね、今現在検討段階でありまして、これから条例の制定の整備等も必要がありますので、そういった準備が整い次第ですね、議会の皆様方にも説明をさせていただきたいと思います。 と言いながら、そういった制度が始まりますと、佐藤議員さんもおっしゃられておりましたけれども、休暇等の福利厚生面、それから期末手当の支給等そういったものが明確になり、それがマイナスに動くということはなく、ちゃんとした制度のもと仕事に従事ができる体制ができるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 これからそういったところは整備されていくと思うんです。 7月の豪雨の際ですけど、避難所の開設等で町民への伝達がおくれたというような答弁があったと思います。災害時など緊急のときには正規の職員以外でそれに対応するための業務はできないということで聞いています。町長は、3月の所信表明の中で職員数は仕事量に対し適切ではなく、検討が必要、言いかえれば、私は職員の人数が少ないと、こういった意味で受け取りました。災害時に対応できる職員が少なくて町民への連絡事項がおくれたと考えていいのでしょうか。 また、正規の職員のかわりに非正規の職員を採用したり、人員そのものを減らすことで人件費を抑えることは確かにできます。しかし、それにも増して大切なことは、行政サービス、住民へのサービスの安定と質を高めることではないでしょうか。もっと言えば、町民に対し、いかに人として温かい心で寄り添うことではないかと私は考えています。今後も十分な行政サービスを行うということは当然必要なことであり、時にはいつ災害が起きるかわかりません。災害時等の緊急のときに今の職員の正規の職員の数で対応できるのでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。佐藤議員の2点目の災害時、そういったときにですね、今の現状の職員の体制で対応できるのかということでありますけれども。確かにことしは7月豪雨を含め、結果的には例年より災害対応に要した期間は多くなりましたが、通常、災害はいつ発生するかわかりませんし、その頻度や規模なども予測はできません。状況によっては、現在の人員で対応できないことも想定されます。しかしながら、災害時に必要となる要員も含め多目に職員を採用しておくということは、費用的な意味を含めできないものと考えております。 町といたしましては、むしろ必要なことといたしましては、今の人員でいかに滞りなく災害対応していくかということのほうが重要であると考えておりまして、その意味も踏まえて先般行ったような避難訓練に職員も参加し、非常時に備えた訓練を行っているところでございます。 また、仮に大規模な災害が発生した場合、例えば7月豪雨の際の倉敷市には本町の職員も数カ月にわたり延べ24人の職員が避難所支援に行きましたが、このようにほかの団体へ応援要請できる仕組みがありますので、本当に究極になったときにはですね、そういった対応もできるのではないかと思っております。 それから、佐藤議員さんは、先ほど、災害対応は正規の職員でしか対応できないというふうにおっしゃったんですが、現に今はそういった状況で、現状で対応しておりますけれども、これがですね、もう少し規模が大きくなって、期間が長引くことがあるかもしれません。そういったときにはですね、やはりそういった現在のそういったいろんな職員もですね、適材適所で応援していただくことは可能ではないかと思っております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。
    ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 災害対応につきましては、また後からの質問にもありますので、今言われたことは、また後で再度質問をさせていただくかもわかりません。 日ごろの住民サービスのほうは、今の人員で大丈夫なんでしょうか。日ごろの住民サービス、要は、町長最初所信表明の中で仕事量に対して適切な人数でないと、私は職員の人数が少ないということで受けとめたんですけど、日ごろの、災害のときはまた後で言いますけど、日ごろの住民サービスは今の人員で大丈夫なんでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。佐藤議員の再質問にお答えいたします。 日ごろの業務につきましても、いろんなところで、私なり、それから町長のほうもですね、お答えをしているとおり、今はですね、国や県からいろんな仕事がおりてきて、多種多様な業務が、煩雑化しております。といったことで、今の現状人員でですね、それは多ければそれはみんな職員もですね、楽になるというか、こしたことはないんですけども、やはり今限られた定数の中で職員を配置していますのでやっていかなければならないと。 それから、先ほど申したように、会計年度の任用職員制度がですね、明確になった場合はですね、そういった職員の配置のことも、もう少し研究して検討する必要がある。そして、行く行くはですね、やはり職員の定数、今いっぱい、ほぼいっぱいであります。そういったことの見直しも視野に入れながら進めていかなければならないという状況であります。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 今、安倍政権のもとで外国人の労働者の問題で入管管理法が今議論されていますが、今の段階でも外国人労働者の実習生の人権が無視されて、人として扱われるのではなく、人員の調整弁としてのみ扱いの状態になっています。自給にしてわずか300円っていうことも報道されていますが、今の職員がこのように仕事が忙しいときにはこう採用されて、すぐ解雇されるというような調整弁のみの扱いになるようなことはないんでしょうか。別に外国人ならいいというわけではありませんけど、こうしたことが合法化というか、ふだん常に行われるというようなことにはならないのでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。佐藤議員の質問にお答えいたしますが、先ほどの質問はそういった非正規の職員の方がですね、そういった人員の調整弁にならないのかと、そういった観点から私のほう、お答えをさせていただきます。 先ほども少し申し上げたんですけれども、最近の、我々の行政の課題といいますのは、やはり人口減少、それから高齢化の進行、行政需要の多様化によりまして、いろんな仕事に対応していかなければなりません。ということで、先ほども言ったように、職員もいろんな仕事をしなければならない。そして、いろんな勤務形態も出てきているのが現状であります。そういったことも含めてその平成32年4月からのですね、会計任用職員制度、そういったものがですね、定着すればそういった休暇等の福利制度、そういったもの、それから職員手当の支給、そういったものが明確になってですね、職員のほうもそういった非正規としてもですね、採用しやすいといったことになると思います。 ということで、調整弁とかじゃなくてですね、そういった制度が、今もそういったことで機能しておりますけれども、そういった会計年度任用職員制度が始まればですね、よりそういったことが明確になって、福利厚生面のほうも向上するような方向に動くと思いますので、適正な運営、そういったことができると思っております。そういったことで、そういった非正規の職員が調整弁になるようなことはないというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 非正規の職員でも正規の職員でも同じ人ですから、調整弁の機械のような扱いにはならないというようなことで答弁ありましたので、これから先、これがどのような形で動くのかまだ注視していきたいなと思います。 この問題で職員を非正規で雇用する最大の理由は人件費が安く上がると、人件費を抑えることができることだと私は思っています。と同時に、同じ人を採用する理由は、今までの職務の実績とか熟知された経験があると思います。また、再任の際に継続雇用と見られるのを避けるために一定の空白期間も今設けていますが、本来は正職員から非正規職員に切りかえられている現状ではなく、希望する職員であれば選考という方法で正規で採用する、こういったことも求められると思うのですが、その辺のことは一言お願いします。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。佐藤議員の再々質問にお答えいたします。 現に今、非正規で働かれている方、そして、また会計年度任用職員としてまた働かれる方をですね、そういった我々と、正規にという形にはなかなか定数の問題がありますので、ならないと考えております。 しかし、先ほども言ったように、その制度が始まることによってそういった統一的な取り扱いが示されてですね、それぞれの日本全国の自治体でですね、同じような運営ができるので、そういった形で里庄町もそういった職員として働きたいと言った方もふえてくるのではないかと思っております。 そういうことで、そういった会計年度任用職員がですね、これからですね、その制度設計に向けて頑張っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 今、課長のほうから条例で決められた定数があるからということでありましたけど、本来であれば、こう希望する企業であれば非正規ではなく正社員で働くのが普通だと思いますし、町の職員にしても、非正規で働くより正規で働くのがと思いますので、私の、これは意見ですけど、一言言わせていただきます。 続きまして、入学準備金についてお伺いします。 低所得者の子供への就学支援として中学校、小学校へ入学するときに入学準備金を支給されています。その対象となる生徒の数はことしの3月の予算委員会の中では、東小学校で24人、西小学校で17人、中学校で20人を予想されてたと思いますが、実際にはその人数はどのようになっているのでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 小寺教育委員会事務局長。 ◎教委事務局長(小寺大輔君) 〔登壇〕 佐藤議員さんのご質問にお答えをいたします。 平成30年度の就学援助の実際の人数をここで申し上げます。里庄東小学校は21名、里庄西小学校が19名、したがいまして小学校の合計は40名、中学校が20名、小・中合わせますと60名でございます。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 これ以前、教育委員会のほうに見せた覚えがあるんですけど。これ、しんぶん赤旗に載ってた記事なんですけど、数年前から入学とか進学を控え、家庭の出費がかさむということで入学準備金を前倒しして支給してほしいといった声とその運動が広がって入学前に支給している自治体がふえてきています。これを受けて文部省がことしの3月から要保護世帯の小学校入学に限りですが、入学前の支給も国庫補助の対象としています。その結果、入学前の支給を行っている団体数の割合は、2017年には小学校でわずか5.1%、中学校では9.3%だったものが、18年度からはそれに対応する団体は、小学校で35.5%、中学校では39.8%で、合計すれば小学校では約4割、中学校では約5割の自治体で実施しています。お隣の浅口市でも、今年度からは4月に支給されて、来年度からは3月には支給されるということであります。里庄ではいつ支給されているのでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 小寺教育委員会事務局長。 ◎教委事務局長(小寺大輔君) 〔登壇〕 佐藤議員さんの質問にお答えいたします。 まず、里庄町の今の現状でございますけども、現状につきましては入学前の支給のほうは行っておりません。現在、里庄町では、4月から各学校を通しまして申請を受け付けます。そして、課税証明書等の必要書類を提出をいただきまして、6月の教育委員会議において就学援助認定審査を経て認定をされた申請につきまして、1学期分を7月の上旬、それ以後になりますが、2学期分を12月の上旬、3学期分を3月上旬に支給を現在しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 今、政治の中でもいろいろと議論されていますが、特に低所得者の方にとっては、生活を送ることが厳しい状況にあります。入学前にはランドセルとか制服などそろえるものがいろいろたくさんあります。同時に、入学準備金は必ず支給されるものであります、申請さえ通ればね。それを入学前に支給することに対して町としてのデメリットとかリスクとかいうのは、私はないと思うんですけど、もしあるようでしたら教えてください。 ○議長(平野敏弘君) 小寺教育委員会事務局長。 ◎教委事務局長(小寺大輔君) 〔登壇〕 佐藤議員さんのご質問にお答えいたします。 我々も、隣にあります浅口市でありますとか矢掛町、その辺につきまして現状をお聞きをしているところでございます。実際にまだそれぞれ始めたばかりということで、大きなこうデメリットというものが、現状としてはない状況ではあるというふうに思っておりますし、そのデメリットを聞いたと。それから、メリットにつきましては、やはり入学前にですね、支給をいただけるということは、これはもう確かに、議員さんおっしゃられるとおりメリットでは、その家庭にとってはメリットであるのではないかというふうに思っております。ただ、デメリットについては、現状今、調査する範囲では聞いてはおりません。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 今、デメリットは今のところ聞いてないと。私もデメリットは聞いてないんです。デメリットとかリスクがあるのであれば、私はちょっとねえ、考えていく必要があると思うんですけど、これだけ多くの自治体に広がっていて、国のほうも国庫補助の対象としているわけですから、まずデメリットとか、そういうリスクはないと思うんです。少しでも家計の負担を軽くするためにも、ぜひ入学前の3月支給というのをお願いをしたいんですけど、はっきりとした答弁をお願いします。 ○議長(平野敏弘君) 小寺教育委員会事務局長。 ◎教委事務局長(小寺大輔君) 〔登壇〕 佐藤議員さんのご質問にお答えをいたします。 就学援助の要件に該当する家庭への入学前支給につきましては、本年3月に岡山県教育庁財務課が県内27市町村及び1組合、これは笠岡市、矢掛町の中学校組合でございます、そこに対して行った調査結果によりますと、13の市町村、1組合、全体でいいますと46.4%で支給を実施している状況がございます。 里庄町でも、今後、町内の援助が必要な児童・生徒などの保護者に対して必要な援助が適切に実施できる時期を前向きに検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 前向きに検討というのが、まだどこまであれかわかりませんけど、その言葉を信用してもいいのかなと私は今町長の顔を見ながらも思います。 実際に、私もね、デメリットとかいろいろリスクとかあるんであればね、例えば以前にも年金の支給を2カ月に1回のものを毎月にということで請願等も上がったと思います。それには、例えば回数がふえるんだとか、そういったこともありましたので、でもそれを乗り越えて請願として上げたわけです。これに関しては何らリスクとか、ねえ、デメリットはないと私は思います。ぜひ前向きに検討をお願いしたいと思います。 次に、最後の質問でありますが、防災についてお伺いさせていただきます。 9月議会でも災害を受けて防災に対する意識や取り組みを私を含め何人かの同僚議員がこの場で質問をしています。町長は、所信表明の中で防災については、皿池大池の堤防の整備、老朽化した消防機庫の建設、情報伝達体制の整備を挙げていました。それから、町長就任されて約半年後に、実際に豪雨が発生して、池でいえば皿池大池だけでなくて、私の近所の古井の奥迫池も法面が崩れました。それ以外にも多くの被害を受け、修繕すべき箇所もたくさんあります。町民のほうからも、いつになったら直るのかといった声も聞きますが、町内だけでなく、岡山県下でも多くの修繕箇所が抱えていますので、人手不足によって作業が思いどおりに進んでいないのが今の現状ですが、今の現状を町長はどのように思いますか。 ○議長(平野敏弘君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 私からは、佐藤議員さんの7月豪雨災害の被災箇所の修繕が余り進んでないことについてお答えいたします。 先般の全員協議会でもご説明しましたが、豪雨で被災した113カ所のうち、まだ対応できていない箇所が11月末時点で27カ所ございます。 対応が遅くなっている主な理由としましては、国庫補助事業である林道や農業施設災害の査定、この査定というのは国庫補助を受けるために査定を受けないといけないということです。その査定が10月に行われたことに加え、井笠管内でも多くの災害が発生しており、業者が不足していることが上げられます。被災した道路などの施設を利用されている方にご迷惑をおかけし、まことに申しわけありませんが、今後、少しでも早い被災箇所の復旧に努めてまいりますので、ご理解くださいますようお願いいたします。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 おくれてる理由は前もね、課長に聞いてからわかっとるんですけど、おくれてから町民も困っているということでいろいろ声を聞くんですけど。この声に対して町長はどのようにお考えでしょうか。率直な意見でいいです。実際に早く直したいんだけどとか、いろいろあると思いますけど、その心境をお伺いします。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 町民の方の安心・安全、そういうふうな確保のために一日も早く災害復旧工事が完了するように一生懸命取り組んでまいりたいと、このように感じております。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 町長も私と同じ心境だということは、皆さんも、ここにいらっしゃる皆さん一緒だと思います。 そこで、町内には、ちょっと話は変わるんですけど、町内には防災士の資格を持った人は何人いらっしゃるのでしょうか。防災士は、災害時にはどのような活動をして、この防災士の資格を習得された後の講習などはどのようになっているのでしょうか。災害の際、例えば対策本部等を設置されたときはどういった活動をしているとか、防災訓練の参加はどうなのでしょうか。お願いします。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。佐藤議員のご質問にお答えいたします。 町内の防災士の人数ですが、現在、29名の防災士の方がおられます。これは平成29年度末で29名の方がおられて、現在、今、申し込みをしてですね、これからまた何人かの方がですね、今年度中に取得の予定でございます。 次に、防災士とはどのようなもので、災害時にはどんなことをしているのかというご質問でありますけれども、この防災士は、平時及び災害時には、一般的に3つの取り組みを担っていると考えています。 まず、1つ目が、災害から被害を最小限にとどめる地域防災力の担い手としての活動でございます。具体的には、防災と減災の知識や技能を身につけた防災士が災害発生時には地域の防災リーダーとして自主防災会の会長や分館長を補佐し、地域の人と一緒に避難誘導や救助あるいは火災の初期消火などに努め、被害を最小限に食いとめることだと考えております。なお、先般実施した避難訓練にはですね、訓練の対象地区外の方も含めですね、防災士は14人の方が参加していただいております。 それから、2つ目ですけれども、災害時の避難所運営や被災地のボランティア活動だと考えております。 最後に、3つ目ですけれども、自治体と連携した防災意識の啓発活動だと考えております。 最後に、資格取得後のどういったことをしてるのかというご質問でありますけれども、このような役割の担い手である防災士に対しましては、町として先ほども言ったように防災訓練への参画、それから県や高梁川流域の自治体で実施する講座の案内などを出して出席をしていただいております。また、今後は、複数の防災士の方から町内の防災士の連携強化や意見交換などを目的に講習会を実施してほしいとの要望もいただいておりますので、次年度にはですね、そういったことをできるように検討してまいりたいと思っております。以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 今、課長のほうから、例えば災害のときには避難所の運営等もあったということですから、さっき避難所を開設した場合人が足りないということだったもんですから、そういったところにも例えば防災士としてから協力はできるんでしょうかね。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。防災士の方の役割ですけれども、そういった、先ほどもお答えしたようにですね、当然そのような力を発揮していただくために町のほうもですね、補助金を出して、防災士の資格を取っていただいておりますので、当然いろんな形で防災士の方に活躍していただけるように、また来年以降ですね、そういった新しい講習会と、そういったものも実施しながらですね、それぞれの自主防災会によってですね、やり方は違うかもしれませんけれども、そういった情報交換をしながらですね、それぞれの防災士の方に、活躍をしていただいて、我々の行政の町の職員の手がですね、減っていくことができればと思っております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 この夏の避難所の開設にも協力をいただいてます。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。7月の豪雨につきましてもですね、全ての地域では確認はできておりませんけれども、ある地区の防災士の方はですね、積極的に地域に出てですね、そういった作業もしていただいているのは確認はできております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 ありがとうございました。そういう協力はしていただいているということでいいと思うんですけど。 私、実際にこの防災士の資格を持った人からこういった意見を聞きました。その方は、余り積極的にいろんなことを呼びかけたら、活動しろと言えば、仕事をしている人には悪いもんで余りは言いたくはないんだといいつつも、防災士同士の連携がとれていないのではないでしょうかということです。また、資格を取るときにはせっかく町でお金を出してもらってるんだから、避難所の訓練とか講習なども参加しやすい日程で行ってほしいと、またできるだけ町からも参加を呼びかける必要があるんではないかということを聞いています。また、ことしも平井地区で避難訓練が、平井、安広かな、あの辺で防災訓練が行われましたが、その方もそこに参加をして、顔見知りの防災士の人と会話を交わしたということですが、それ以外の人の顔はわからないので、何人の方が参加したのかなということも全然わからなかったということであります。役場のほうには防災士の名簿はあると思いますので、年に1度でも2度でもいいから、参加するしないはその方々都合もあると思いますので、別としてから、全員を対象にこういった交流の場を設けてはどうだろうかということを言われました。 例えば、半分の人しか参加できなくても、回を重ねるうちに少しずつでもお互いの顔がわかって話をしやすい雰囲気になればいいのではないかと。例えば、一緒に避難訓練や開設の手伝いに行った場合でもね、お互い顔を知るなしに初めて会った人にお願いするのもお互いに気が引けるということもあるもんで、こういったことをぜひお願いしたいなということも言われていましたけど、町のほうからこういった交流の場というかね、いろんな交流の場でいいと思うんです。例えば忘年会を兼ねてそういった席もいいだろうし、勉強会みたいなのもいいと思います。そういったことをぜひやってほしいということも言われてるんです。だから、そういったことに積極的に前向きにできませんか。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。先ほども少しお話をしたんですけれども、今回、先般防災訓練を実施しました。そのとき、防災士の方14人参加してくださったんですけれども、対象地区の方が6名、それからそのほかの方も8名参加してくださいました。そのときにですね、お互いに顔がわからないという状況だったと思います。 そういったことでですね、先ほどもお答えをさせていただきましたけれども、今29人、それから今年度また何人か取得されてですね、30人を超えるような集まりになります。そういったことで、来年度はですね、そういったこと、そういった防災士の方を一斉に集めてですね、講演会とか講習会等を開催し、顔見知りになってですね、情報交換をして、防災士の組織がですね、ますます活性化して、いざ災害のときに力が出せるように一歩一歩進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 はい、ありがとうございました。お互いにね、顔がわからなければ、誰に頼んでいいかもできないし、もう意思疎通がとれて初めて活動も活躍もできると思うもんですから、ぜひその辺の働きをよろしくお願いします。 教育委員会のほうでは、保護者を通じながら、地域の人を通じながら通学路の危険箇所をこの夏から点検をしているということでしたが、結果はどのような結果が出たのでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 小寺教育委員会事務局長。 ◎教委事務局長(小寺大輔君) 〔登壇〕 佐藤議員のご質問にお答えいたします。 通学路の危険箇所等の調査につきましては、現在、学校で取りまとめのほうはもう終了していると思います。ただ、今後、その報告をですね、その結果を報告していただく会議をですね、実施する予定でございまして、まだ開けておりません。したがいまして、その結果を踏まえ、今後の対応をしていこうというふうには考えております。 例年、この会議ではですねえ、道路の路肩補強であるとかガードレールの設置、また注意啓発看板の設置、それから修繕要望等が報告されるものというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 まだ結果はということです。9月議会でも同僚議員の質問の中で個人の家のブロック塀の修理に対して、町は個人の所有物だから個人が管理するということで、この個人のブロック塀の修理に関しては町は補助をしないといった答弁がありました。 今、国では個人の所有するブロックを自治体の補助のもとで修理する場合、自治体が補助するその半分を国が補助する防災・安全交付金というのがあります。例えば100万円修理をする場合、自治体がその半分の50万円を補助した場合は、国が25%を、そして逆に自治体が90万の補助をした場合は45万円までを国が補助してくれるという制度もあります。こういったものを活用してブロックの修理を進めてはどうでしょうか。 また、ブロック塀以外にも個人が所有する農地などが崩れて通学路が危険な箇所も幾つか見えます。一応、通学路のほうへ泥が落ちてきて、その泥だけは、土砂だけは撤去はしてますが、まだそこはビニールシートとかもかぶせたままで、そこを毎日子供たちが通ると、こういったとこの修理も早くしてほしいんだけど、そういったところも少しでも補助をできない、町のほうで補助してくれないかなあという声もありますが、どうでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 失礼します。佐藤議員さんのご質問にお答えいたします。 9月議会でも、ブロック塀のことについて、町としては直接的な補助は今は考えていないということでお答えをいたしました。で、そのときにPTAとか学校が危険箇所、通学路のね、危険箇所を点検するときに、その部分を見ていただいて、それを報告していただいて、そこの箇所全部農林建設課として、道路管理者として見て回りますと。で、本当に危ないというところについては、チラシを、この前ブロック点検をしてくださいというチラシをつくりましたが、そのチラシを持ってお伺いしますということでお答えした。そのとおりで、もしそういう報告があれば、一軒一軒今のところそういう形で対応したいと考えています。 それで、ブロック塀の修繕について、先ほども国庫補助金を使って修繕してはということだったんですが、これ基本的にブロック塀は、そのときも申し上げましたように、個人の所有で、個人で管理するものであると考えておりますので、現時点ではブロック塀の撤去や再築等について補助金を出す考えはございません。 今後、その町内の通学路等で危険箇所が多く確認されたり、国の新たな補助制度、これ今も言われたのがですねえ、国土交通省が、今までは社会資本整備総合交付金の中の防災安全事業というメニューの効果促進事業、これは基幹事業ではなくて、あくまで効果促進の事業でそういう制度を設けていると。それで、他府県においては、市町村で補助金を出してる、そういう制度を使ってるというところはあるんですけれど、31年度、平成31年度の概算要求で国土交通省が財務省のほうにブロック塀の撤去及び再築に係る補助制度を基幹事業として認めてもらうように要求してると聞いてます。これは伺ってます。その一覧表もウエブ上で出ておりました。 現時点では、効果促進事業としての制度なので、岡山県ではどこの市町村も対応してないのが現状でございます。本町としましては、これから国の動きをよく見きわめて、県と相談しながら今後の、その補助についてはです、対応を検討してまいりたいと考えています。 以上です。 それと農地ですね。通学路に農地や山林などが崩れるおそれがある箇所があった場合なんですが、町費で個人所有の土地を改修することは、難しいと考えています。緊急の場合を除き、直接土地所有者に危険箇所の改善をお願いしていきたいと考えています。 以上です。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 農地のほうはね、私も確認したら、ちょっとそこは国の補助の制度はないんだということで。ただ、ブロック塀に関しては、これ県がやらなくても自治体が直接やれば出るんじゃないんですか。 ○議長(平野敏弘君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 先ほどもお答えしましたように、個人のブロック塀は個人で管理するべきものと考えて、今の効果促進事業という国が推し進めた、それはもうちょっと防災安全の事業の中で基幹事業としては位置づけてない事業です。で、県もまだ今は動いてないと聞いてます。ですから、今後、国がもう全国的に今こういう災害が多いところなので、基幹事業として認めるようにということで概算要求を上げてるということなんで、それが通って、県内の動向もよく見きわめながら町としては対応していきたいと。今の時点では考えていないということで申し上げております。 以上です。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 県がやってないからやらないではなくて、県に先駆けてやるというような意気込みが本当は欲しかったんですけど、次に。 広島県のほうでは、2021年度末に、これを目標に農業などに使われていない不要なため池を廃止すると、こういった記事も載っていました。各家庭に個別の防災放送を流している自治体もあります。こういったもの全て実施しようと思えば本当に大きな財源が必要になりますが、先ほどのブロック塀もそうですが、天災で起きたものを人災にするわけにはいきません。 町長は町の職員として34年間勤務し、町長1年目のことし、過去最大の被害に見舞われました。今後も大きな災害が予想される中で、3月、この場で所信を述べられたときに、大きな災害を経験して今、町長は道路の整備、駅の整備、こういったことについて、まちづくりについて変わった点はないでしょうか。以前、町長とお話をした中で、企業誘致のためには道路整備は必要だということは私もある程度理解はできましたが、駅や駅前整備も企業誘致のためには必要だと言われましたが、ちょっとその点は私はどうも関係がないのではないかなと思います。そういった点を踏まえて、これからのまちづくりについて3月の時点と災害を経験した今で変わった点はないでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 佐藤議員の私の考えについてご質問がありましたので、お答えをさせていただきます。 今、佐藤議員がおっしゃられましたように、ことし7月の豪雨は里庄町がこれまでに経験したことがない未曽有の災害になりました。ご存じのように町内各所で非常に大きな土砂崩れ、また床下浸水等が発生して、住民の生活にもかなり影響が出ていると。先ほど申し上げましたように、災害の復旧にも時間がかかるというふうな状況でございます。 その後、私の考えといたしましては、それを踏まえまして今考えておりますことは、先ほど申し上げましたように、災害復旧の迅速化、それから災害が予防できることは予防もしっかりしていかなければならないということと、改めて情報伝達手段の確立もこれからしっかりやっていかなければならないというふうなことは、感じます。 それとあわせて、3月の所信表明のときに申し上げました町の発展に資する基盤整備にも、社会資本整備にも、やはり力強く取り組んでいく必要があると、このように考えております。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 町長もこの大きな災害を経験されて、より強い里庄をということで考えていらっしゃると思います。駅の整備とかは、今度、次回何かの縁がありましたら質問をさせていただきます。 以上で終わります。 ○議長(平野敏弘君) 5番仁科英麿君。 もう休憩せずに行くけえど、どなたかトイレ行きてえ人がおる。おらんならもう行くぞ。おらんな。 ほんなら、5番仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 5番仁科英麿です。休憩なしで済みません。ちょっとまた眠くなった方もいらっしゃると思います。まあ、ゆっくり聞いていただいたらと思いますので、よろしくお願いします。私は3点お願いしております。 まず、1点目は、前回、9月議会でも質問いたしました。また、先ほどの議員からもちょっとお話がありましたけれども、7月豪雨災害からの教訓ということで、9月にも途中まで伺ったんですが、今回はその続きとしてのその義援金の配分の決定方法、新たにこれを加えておりますけれども、義援金の配分の決定方法、それから災害時に伝達すべき情報及び伝達方法の改善、それからため池、河川、水路の管理の改善策、個別なんですけれども、こういうことについて1点目として伺いたいと思います。それから、2点目は小・中学校における郷土の歴史、地理、産業、人に関する教育の充実について、3点目はITに堪能な人材を地域おこし協力隊員として招致することについて伺いたいと思います。例によって項目をたくさん並べたんですが、時間の許す限りよろしくお願いをしたいと思います。 まず、7月豪雨災害からの教訓、義援金の配分の決定方法ということなんですが、その前に、まず本年7月の豪雨災害について、この里庄町における被害の状況が結局最終的にはどうだったのか、改めて整理して尋ねておきたいと思います。整理してお答えいただければありがたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 仁科建設農林課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 仁科議員の7月豪雨災害の被害状況についての質問にお答えいたします。 先ほども少しご説明しましたが、農林水産施設災害につきましては、奥迫池や林道虚空蔵清水線が主なもので、計39カ所、公共施設災害については、堂迫地区やつばきの丘運動公園などが主なもので、計74カ所、合わせて113カ所が被災しております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 いや、今のは公共、農林の被害ですが、人的被害等ですね、住家、その他。それから、罹災証明、被災証明、それぞれ何件か。もう少し、だから全貌でまとめて伺いたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼します。7月豪雨の人的被害の数値を私のほうから説明させていただきます。 罹災証明の発行件数は16件で、これは住家の被害に対する証明書を発行して、この後質問があると思いますけども、義援金の対象になった方は16名。 それから、住家以外の被害に対する証明書、これは義援金の対象にはなりませんけれども、住家以外の被災証明ですね、の発行件数は7件ということでございます。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 住家は罹災証明ひっくるめてもうその16件ということです。詳しくは全壊、半壊あるいは一部損壊、床上、床下と、こうあるんでしょう。本当はそれぞれちょっと整理して言っていただきたいんで、またまとめてもしあれでしたらお願いしたいと思います。 それらについてどういう災害義援金配分したかということを伺おうということなんですね、今回、私は。で、この義援金は、町に単独で入ったものがあるかもしれません。それから、県から来たもの。それらを含めてこの義援金としての全体の収入、それに対してどのように配分をしたのか、その状況はどうなってるか伺いたいと思います。 それから、先ほど聞きませんでしたけど、さきに答えがありましたけども、被災証明については義援金配分しなかったということですか。要するにこれ公正公平に配分されたのかねということを伺いたいんですよ。岡山県の募金総額、インターネットで見ますと、11月の配分額、5次までで116億円来ている。倉敷も別途そういう受け皿を設けて幾らか来てると思います。この116億円を県は市町村に配分をして、里庄町は519万円受け入れたということになっております。で、さっき、その他に単独分があるのかどうか。これらを含めましてね、収入どうだったんで支出はどうしていると、配分をどうしたかを伺いたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 鈴木健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。私のほうから災害義援金につきましてお答えいたします。 11月9日現在で岡山県より総額519万円配分されています。里庄町における配分状況は、11月30日現在で総額519万円全て配分しております。内訳につきましては、罹災証明の発行件数に対しまして配分をしておりまして、人的被害1件に129万2,500円、住家全壊1件に129万2,500円、住家半壊2件に1件当たり97万5,000円、住家一部損壊4件に1件当たり13万円、住家床下浸水9件に1件当たり1万5,000円を配分しております。なお、義援金の配分金額、配分割合は、岡山県の基準をもとに、また当町の義援金配分委員会で協議し、決定しております。なお、本町へ寄せられている義援金は、社会福祉協議会を通じて日本赤十字社岡山県支部に送金しております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 ちょっときれいにまとめてお答えをいただきたかったんですが、今のことで推測をできましたが、人的被害というのはどういう、重傷、軽傷、死亡したということなのか。1人死亡者がいたという、その部分かもしれません。129万5,000円ですね。岡山県の配分基準はインターネット見たらわかるんで見ましたが、130万円、死亡者は130万円ということでありますから、ほとんどそれに倣ったんだなあということがわかりました。 それから、全壊、これは129万5,000円という、岡山県は130万円ですから、これもほとんど倣っている。あとの半壊、一部損壊、床下浸水、これも県の配分基準どおりということで、全部ほとんど倣ってやったんだなということがわかりました。 で、私、ここでちょっと言いたいんですが、岡山県、それから、町の単独のものはもうないという理解でいいんですね、今の質問、答えが。町に来たものは、社協からもう県の社協に持っていってくれということで、そっちへ回して単独では受けてない。笠岡は単独で相当受けてますね。そこらの取り扱いの仕方もあると思います。里庄の場合は、じゃあ、もう全部県のほうに回して、県が一定のルールで配分したものだけしかないという理解で進めさせていただきたいと思いますが。 その場合に、じゃあ、もう県が基準つくっとんだから、県がそのまま義援金配分すればいいんではないかというふうに思うんですが、県は市町村にこれを配分をしていると。それはなぜだと思いますか。 ○議長(平野敏弘君) 鈴木健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼します。仁科議員さんの配分の、岡山県が決定するのはなぜかいうことなんですけど、一応この義援金というのは、公正公平に配分するのが原則だと考えております。で、岡山県のほうでも一応配分委員会を設置して、そこで配分基準とか定めております。当町におきましても配分委員会のほうでそういった基準や配分割合のほうを決めさせていただいております。そこを一応県に倣って当町のほうも決めさせていただいたいうことです。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 いや、県の基準どおりだったらもう県が直接配分すればいいじゃないですかっていうことなんですよ。で、私が推測するところ、また県にも私も聞きましたけど、それは市町村の個別具体の事情は県では全て把握できないと。ですから、義援金は個人に行くものですから、町の財源にしちゃいけませんよと。しかし、その配分についてはそれぞれの町でお考えくださいと。だから、市町村に配分するんですよ。市町村でその実情に合わせて決めていただいても結構ですと、こういう趣旨だと言っておりましたし、私もなるほどと思っているところです。 で、今のお話、配分委員会を設けて決めたんですと、こう言われましたが、どういう配分委員会をつくって、どのように決められたのか伺いたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 鈴木健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。仁科議員さんの再質問にお答えします。 義援金の配分委員会につきましては、当町におきまして配分委員会の設置要綱いうものを定めさせていただきました。その中で明記されているのが、委員としては、議会から議会議長、あと民生委員会の会長、あと総務課長健康福祉課長、あと副町長を委員として要綱として定めております。そういったメンバーで8月30日の4時半から配分委員会のほうを開かせていただきまして、現在8月30日現在でいただいている配分金額をもとに説明させてもらって、その中で配分基準や割合についてご説明させていただきました。そこで里庄町として配分は県に倣って決定させていただいております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 その要綱というのは、災害が起きる前からあったものか、今回の義援金に合わせてつくったものか伺います。 ○議長(平野敏弘君) 鈴木健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木達也君) 〔登壇〕 仁科議員さんの再質問にお答えします。 今回制定した要項につきましては、今回の7月豪雨の災害を受けて制定したものでございます。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 わかりました。そういうところで協議をして決めたということですが。 ちょっと、私、これ残念に思うのは、ほとんど県のとおりだということで、余り里庄町の実情に合わせた配分が十分配慮されたとは思えないなというところであります。というのは、罹災証明だけでなくて、被災証明、被災をしていると、確かにこれ自然災害で小さいかもしれません、罹災証明に比べるとですね。だけど、やっぱりそういう災害を受けたということがあるんだから、金額は、先ほど床下だともう1万5,000円ですよということですから、それよりもっと少なくもなるのかもしれませんし、あるいは全体としてもう少し配分の額を変える方法もあったんじゃないかと思うんですが、どうも一部切り捨てみたいな格好になっとるのがどうかなあと、私はそういう立場を、感覚を持っているんですけれど、その点についてはどのようにお考えですか。 ○議長(平野敏弘君) 鈴木健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼します。仁科議員さんの再質問にお答えします。 当町の義援金につきましては、町から直接配分を受けてない現状もありまして、岡山県からの災害義援金を財源として交付している現状があります。その件で県からいただいている件数につきましては、これ罹災証明の発行件数に基づいて義援金をいただいております。そういった関係もありまして罹災証明を交付された方のみだけ今回は義援金のほうを配分している経緯があります。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 ここから先は考え方の問題ですからあれですが、県が市町村を通じて配分する理由は、市町村の実情に応じてある程度弾力的にやっていいよという考えでこう任せてくれてるんですから、そのとおりでなければいけない。財源がそこだからもうそのとおりでなきゃいけないんだというふうにかたく考える必要はなかったんじゃないかなというふうに、私は感ずるということであります。 で、次に移るんですが、これらのことについて議会への協議報告等が一切ないのはなぜなんですか。 それと、ついでに次の質問にあわせていっときますが。 地方自治法210条、これは総計予算主義ということを定めております。1会計年度における一切の収入及び支出は全てこれを歳入歳出に予算に編入しなければならないということなんですね。町に入ってくる金は全て予算に上げなさいというのが、自治法の規定であります。これに違反していないのかということであります。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長
    総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。仁科議員のご質問に私のほうからお答えさせていただきます。 先ほどの、義援金の配分等の経過等の説明が一切なかったのはなぜかというご質問でありますけれども、この義援金の取り扱いにつきましてはですね、我々としてはですね、臨時議会の前に全員協議会を開いていただいたんですけれども、その中で、一応口頭では途中経過として説明をさせていただいた認識でございます。 しかし、その後、経過を説明をしておりません。そういったことで、また次回の全員協議会で、まだこの義援金の配分は終わったわけではありませんので、また近いその全員協議会の場ですね、最終的な説明を詳しく説明をさせていただけたらと考えていたところでございます。 それから、次の、総計予算主義に反しないのかというご質問でありますけれども、義援金に関して法的な定義があるわけではありませんが、東日本大震災をきっかけに修正された里庄町地域防災計画の中では、義援金に関する考え方が示されています。計画には、義援金は配分ルールを取り決めて、被災者にいち早く配分すべきと定義されています。また、義援金は義援金を寄せていただいた方々から被災者への義援金を一時的に町でお預かりしているものとの観点から、町の歳入には含まず、歳入歳出外現金として取り扱うものとして考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 全員協議会の中である程度説明しましたというのは、ちょっと説明不足だと思うんですね。私は全員協議会でもちょっとちょこちょこ質問しかけたり、あるいは委員会の中でね、いろいろ聞きかけたんだけど、これはもう予算じゃありませんからということで排除されて、町長が決めることでございますから聞きたいんなら町長に聞いてくれというような答弁もあったりしたんですね。で、そうじゃあないんじゃないかという気持ちで今こう聞いてるんで、その途中までの話以降、その後のことについてこれからしますよということですから、ぜひよろしくお願いをしたいと思いますし。 予算に入れるか入れないということは、ちょっと、このちょっと後でまた議論に入っていきたいと思いますが。いずれにしましてもね、できるだけこれは議会と一緒になってね、考えていくような感覚で運営をしていただきたいと思います。町長さん、そんな議会排除をするつもりはないというお気持ちだと思うんですけれど、もしあれでしたらちょっと後でご感想をいただきたいと思います。 それでね、もう厳しくいえば、このそういう説明もないし、また予算にもないんだから、これはもう町政運営のあり方としては議会軽視なんじゃないかというふうに私には感ずるわけです。議会に報告すればそれでいいというもんでもありません。やっぱり、町民、義援金として町民に全国の人たちからいただいたものというものをやっぱり公平にどういうふうに分配すればいいかというときには、みんなが知恵を出して、いい案をつくっていくということがどうしても必要なんじゃないかと思うわけであります。 それから、地方自治法関係についてはね、歳入歳出外現金としてこれは扱うんだというお話で、確かに自治法では総額予算主義と、総計予算主義ですから、一円たりとも予算以外のものがあってはならないわけですけれども、先ほどこれは町に対する寄附じゃなくて、被災者に対しての義援金だから町の予算には入れないんだという解釈ですね。で、そういうことで県も整理をしているし、全国的にも、これ東日本大震災以降そういう考え方が広がってきているというふうに思えるんですけど、これはさっきの議会軽視、町民意向軽視の感覚につながっていくんでね。別に議会、予算組んだら、じゃあ義援金じゃあなくなって、ほかのことに議会は使いたいんだろうとか、町民は使いたいんだろうというのは、これは議会に対する不信じゃないんですかと、私はそういうふうに思えてならないんです。 で、制度としてそういうものが認められている、してもよいと確かに政令施行規則などには書いているけれども、それ自体が法律違反じゃないかなという気がしてなりませんが、もし法律違反じゃないとしても、できるだけこれは予算に入れて、議会も入って議論して、公平公正に分配すればいいんじゃないかというふうに思うんですけれども。そういう点で町長のお答え、ご感想とご意見を伺いたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 義援金の配分方法、それから、歳入歳出現金に含めて議会へ説明するべきではないかというふうな仁科議員の質問であったかと思いますが。我々といたしましても、当然議会軽視をするつもりはありませんし、先ほど総務課長が答弁したように、必要に応じてきちんと議員の皆様には説明をする必要があると考えております。これまで説明が不十分だというふうなご指摘があった点については、それは、反省をすべき点ではありますが、最終的に全てが、義援金が来たわけではございませんので、最終的に総額が決定した時点で最終的に、議会のほうには説明をさせていただければいいかなと、今は考えております。 義援金につきましては、できるだけ早く被災者の方のお手元に届けなければならないということで、そういう観点で先ほど配分委員会のほうの説明もさせていただきました。そこの中には議長さんも入っていただいておりますし、民生委員の会長さんにも入っていただいております。そういった、偏りがないように、公平に配分ができるような考え方で我々としても義援金の配分は取り組んでいかなければならないと、このように考えております。 繰り返しになりますが、決して議会を軽視はしたつもりはありませんし、これからもするつもりはございませんので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 もし今後6次配分等で追加が来るとしたら、県の受け入れの口座を見ると12月末まで開設をしているということですから、さらに増加があって配分があるのかもしれません。そういうときには、被災証明を受けている人たちへの公平な配分も含めてもう一度考えていただいたらありがたいなということと。 それから、実はその自治法と施行令等との関係なんですけども、災害義援金については、歳入歳出外現金で受けることができるという規定が確かに政令にはあるけれども、受けたものをじゃあ歳入できるんかと、予算にね。そのときに、総務省の、私、実は審議官にも聞いてみたんですが、かつてはそんなものはありませんでしたよ。全部歳入歳出に入れるということでしたが、今はしなくってもよいという規定があるけれども。でも、1遍そこへ受けたものを歳入歳出に受け入れて予算に組むのはどうだといったら、1遍受けたらもうできないんですというような解釈ですいうようなことを言ってるんで、どうもそれはおかしいなというふうに私は思っています。 で、それは、今後私は個人の意見としてどんどん言っていきたいと思いますが。町としてもですねえ、そこはまた町の判断としてね、地方自治としてどっちでもできるようにしとけというふうに運動をしていただきたいと思うんですよ、一緒になって。これ、質問じゃありませんから、お願いということで次に進ませていただきたいと思います。 次に、義援金を終わりまして、避難準備・勧告指示といった、その避難情報発令の基準や仕方、その伝達方法について。 まあ、これさっきの同僚の議員の質問がもうありまして、抽象的な考え方伺ったんですが、具体的に9月議会までの間に発令の基準などは変えないけど、伝達なんかについてはもういろいろ改善しましたというお答えがありましたが、その9月議会以降で何か変わったことがあったら伺っておきたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。9月以降で改善したことがあるのかというご質問でありますけれども、この点につきまして、7月豪雨のときはですね、以前にもご説明をいたしましたけれども、携帯会社への接続ができていなかったため、エリアメールですね、緊急速報メールといいますか、エリアメールがですね、送信ができなかったといったことで、大変ご迷惑をおかけしたところでございます。そういった反省点を踏まえまして、9月議会以降にですね、情報伝達をより迅速に行うために、それぞれの民間事業者と契約し、ワンオペレーション、1回の操作で先ほど言った緊急速報メール、エリアメールと、それから登録制メール、これは消防団へ送ったりですね、それから希望者、登録を希望された、議員の皆様方もおられますけれども、そういった方々へのメール、そういったものが同時に1つの操作で同時に行えるようになりました。7月のときにはそれをそれぞれ作業をですね、していたので、大変時間かかったということで、その反省のもとにそういったことを今は1回の操作でできるようになっております。 それから、そのほかにですね、分館長への情報伝達方法の見直し、これも大変電話でですね、各分館長さんへ放送してくださいとか、そういったことをお願いするのに、大変苦労をしました。そういったことも踏まえまして、今、民間事業者から提案を受けながらですね、今どうしたらそういったことが改善できるのかと、そういったことを今研究している段階でございます。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 発令基準については何のお答えもないということは、変わってないということ。前回、いろいろ聞きました。全部一斉というのは、そうでもないとこもあるんじゃないの、だから私はいいんだという格好になりやすいと。で、これは、発令は特に避難指示の場合はもう強制力ですから、そういうものが、やあ、もう私はやらなくていいんだというのが慢性になったらね、本当に必要なときにそれが逆に効果を発揮しなくなるということでよくない、おおかみ少年になってしまうから、本当に必要なとこだけに絞ることができないんかということを、私は、前回、何回も言いましたけど、それは難しいんだ、里庄の場合はどこも一斉に起きやすいんですということなんですけど。その後、私もいろいろ皆さんの意見聞いたりしました、町民の方のね。やっぱりおかしいなと。うちは安全だよという人が多いというようなこと。確かにそうなんですね。だから、やっぱりこれはもっとふだんからきちっとシミュレーションをして、きめ細かい発令をするように研究をしていただきたいと思います。答えは結構ですけれども、難しいというのはわかるんですが、研究をしていただきたいと。 で、その場合にね、いや、もう、そう発令されたから、じゃあ、家の中で安全なとこで自分はじっとしておこうというのは、これは屋内での退避等の安全確保措置ということで、避難指示じゃあないですね。ですから、こういう人は屋内で安全確保をしてくださいよという言い方もあると思います。それらを含めて研究をお願いをしたいと思います。 次に、その伝達のほうは、前後若干改善をしているということですが、一番大きいところで9月議会の答弁で防災行政無線の導入を含め新しい伝達システムの構築に向けて本年度中にその方向性を出したいと答弁をしていただいている。これ、すばらしいことで、いや、一言でそうおっしゃるけども、本当は大変難しいですよねえ。今、民間の方から提案をいただいて研究中ということを言われましたけど、もう少しどういう方向で今研究中なのか、3月までに結論を出すとしたら、もう大変厳しいと思うんですけれども。防災行政無線というものをその中に組み込むのかどうか、スマホや携帯電話、その他、どういうふうに全体として組み合わせていこうという考えで今どういう作業をしているのか、伺っておきたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。防災行政無線の導入を含め、新しい伝達システムの構築に関する経過でございますけれども。現在、複数社から具体的なシステムの概要などを伺っておりますが、いずれのシステムにも特色のある機能があります。また、通信方法もさまざまであり、当町の規模や人口構成などの点からどういった方式のシステム導入がよいのかを現在、検討をしているところでございます。 また、今後の検討資料にするため、8月には分館長さんに分館放送の効果について、7月の豪雨のときの電話連絡の反省を踏まえてですね、そういったことのアンケート調査も実施いたしております。そういったアンケート調査のことも踏まえ、進めていけたらと考えているところでございます。 それから一方、防災行政無線、非常に導入できたらいいことでありますけれども、財源の確保ということもしっかり念頭に行わなければなりません。 ということで、岡山県に対し、多様な通信手段に対して、今、複数社のシステムの話を伺っておりますけども、そういったものが緊急防災・減災事業債の適用になるのか、そういったことも十分に協議をしながらですね、今、検討をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 どんどん研究していただいて、で、議会の側、私としてお願いしたいことは、結論、最終結論出す前に中間報告、終わりに近いところでぜひ議会あるいは町民にも情報がわかるような形で示していただいて、最終結論に至っていただきたいと思います。中間報告をひとつよろしくお願いしたいと思います。 次に進みますが、災害のときに、どう自分が行動したらいいかというときに、テレビだとかラジオ、いろんなところを見ていて、笠岡放送もそうですが、地域外の情報はいろいろ入ってくるけど、地元がわからないと。今、里庄、自分の住んでいるところが何が起きてるのかというのがわからない。でも、外へ出ていって余りうろうろ歩いたら危険だと、逆にね、というようなことがあるので、こういう情報を時々刻々に流していただけないかな、町でわかったことはということをこの前伺ったけど。それは難しいから、必要最低限のことは出すけど、そうでないものは出しませんということでしたけど、せめて、町のここで雨量計があるんですから、役場の雨量はこれですというようなものは、せめてリアルタイムでわかるようにしていただく。同時に、どこそこでどういうことが起きてますよというような災害対策本部に入った情報の主なことは流していただいたらどうかと思います。その点伺いたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。災害状況をリアルタイムに町民の方へお知らせをしてほしいということでありますけれども、この前も必要最低限の情報を的確に伝えることが先決であるといったことで答弁させていただきました。今回もですね、その考えには変わりはありません。しかし、先ほど申し上げた防災無線、そういった、もしですね、そういったものがですね、導入できることになればですね、そういった中にはそういった機能もですね、含まれたものがあれば、そういったことで瞬時にそういった状況もですね、リアルタイムに報告できるようになるのではないかというふうに思っております。引き続きその有効性、その検討や情報発信の簡便さなどを研究していきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 よろしくお願いします。 避難施設について、この高岡地区及び屋中地区は、東公民館だけでなく、鴨方町の避難施設も使えるように。もうかつて、このことについて私は質問しまして、浅口市と協定を結ぶことを考えますという答弁を、かなり積極的な答弁を数年前にいただいておりますけど、その後進んでないように思いますが、それはなぜなのか、今どうなってるか伺います。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。行政区を越えた避難施設の利用に係る協定がまだできてない理由等でございますが、9月議会以降、浅口市との担当者レベルでの意見交換をして、研究を進めているとこでございます。 その中で防災体制の構築基準、具体的には災害対策本部を設置するのにもそのタイミング、それぞれが同時にできるかその辺もわかりませんし、そういったことや、それから避難所の運営体制、7月の豪雨のような感じのときはですね、大体同じような時期に避難勧告とかそういった情報はですね、出る可能性は高いんですけど、一方のときとか、そういったいろんなことも想定されます。それから、じゃあ、行った場合の費用負担の問題、そういった中でですね、やはりもう少しすり合わせが必要ではないかと感じているところでございます。 また、そういった今、仁科議員さんのご提言の地区、1つの地区のことを想定して進めていくだけでいいのか、そのほか、そこは里庄町の東側ですね。ですけど、そのほか西側、笠岡方面のこと、そして、広域的なことも検討する必要はないか、そのようなことも、もう少し慎重に進めていかなければならないのではないかと、そういった研究をする中で、そういった課題が出てきていますので、もう少し慎重に研究検討を進めていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 慎重はいいけど、余り時間かけるのはあれです。その地域の人はもう強く望んでる。東公民館だったらもう行きたくない、ここだったらもう私は行きたいというような方が何人かおられるわけですね。ですから、それを早く進めていただきたいと思いますし。 もう一つは、地区がと言うけど、西のほうはどうだという。それは西は西でまたやったらいいと思うんです。できるところを1つずつ早く解決をいただきたいと思います。 それから、次に進みますが、町内の指定避難施設、これについても、いざというときに使えるように改めてこの点検をしておく必要があるなというふうに今回感じたんですけど、その点についてどのように指導したか伺います。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。町内の各指定避難施設の点検等でございますけれども、指定、まあ避難所的にはですね、仁科会館であるとか、小・中学校、それから東の公民館とか、そういった施設でありますけれども、そういった指定避難所についてる施設につきましては、現在、町が管理する公共施設となっておりまして、そのため改修が必要な箇所については適宜改修をするなどして、適切に利用できるように管理しているものと考えております。 今後も、有事の際に有効に利用できるように整備点検に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 ちょっと私、今、イメージしたのは、公会堂のことなんですよね、地域のね。その点について伺います。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 指定避難所って言われたので、答えて答弁させていただきました。各公会堂につきましてもですね、改修補助金等毎年予算計上いたしております。事前に要望をいただいてですね、審査して、そういった費用は出るようになっております。そういった形でやはり避難していただく場所、安全でなければなりませんので、そういった中で要望していただいて、改修が必要な場合はそういったもので直していただければと思っております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 これは、公会堂の物理的なその改修と同時にですねえ、いよいよ避難施設として使おうと思ったら一晩中鍵あけとかなきゃいけないとかね、運営の点でいろんな問題があることがわかってきたと、課題がですね。どういう仕組みでどういうふうにしといたらいいかなということをあらかじめ考えといたらどうだろうということも含めてねえ、あるいはどういうものを準備しとくとかね、布団はあるんかとか、いろんなことです。そういうものを事前にやっとかなきゃいけないんじゃないかということで思ってるんで、そういう指導をお願いをしたいと。指導しなくても自分らで本当はやらなきゃいけないんですが、なかなかそういう声も出てこないけど、いざとなったら困ってしまうということですので、よろしくお願いをしたいと思います。 次に進みますが、高齢者、障害のある方への対応、これは災害対策基本法で個別計画をつくることが義務づけられていると。で、きょう午前中にその地域支援サポーターの話が出ました。地域支援サポーターそういうことやりますということで、だと思うんですけど、もっとその1対1でこれができるぐらいのお世話をする人をこう定める、そういうような個別支援、個別計画をつくる必要があるんじゃないかということです。これは災害対策基本法の義務でもあるんでどうなってるか伺います。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。個別計画のご質問でありますけれども、現在、里庄町では、避難行動要支援者名簿に114人を登録しており、避難行動要支援者の家族構成や緊急連絡先、それからかかりつけ医療機関先など基本的な情報は把握しておりますが、個人ごとの避難方法や経路などを定めた個別計画の作成までには至っておりません。個別計画を作成する際には、自主防災組織や民生委員、社会福祉協議会等と連携し、作成する必要があると考えております。登録者一人一人の実情に合った個別計画の作成に向けた取り組みについては、今後研究をしてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 基本情報を町が持っても、その地域支援員にはその情報が個人情報だから渡せないと。そうなると、いざというときには役に立たない、あるいは1対1でこの人が対応するんだというとき、その人にきちんと情報を与えとかなきゃいけませんよね。そういうことを練り上げて計画をぜひつくっていただきたいと思います。 6点目の質問、ちょっと時間がやっぱりないので、次回に送らせていただきたいと思います。 で、次の高岡の天草池運動公園の横のその水路、これは大雨が降るたびにあふれている。そのたびに脇の道路は通れない、通行不能になっております。これはもうできるだけ早く抜本的な対策を打つべきであります。 ところが、これはもう大変な問題であると。水の流れを変えなきゃいけない話ですね。浅口市ともまたがる話でもあるんですが。これでもやっぱり、もう雨が降ったらあそこ通れなくなるのは当たり前だというのではちょっと。じゃあ、どうしてあそこを安易にああいう宅地開発を認めたんだろうと。もうそうなった以上は専門家に調査委託をして、もう徹底的に対策案をまず出してもらって、でどうするかを議論すべきだと思うんです。これ大きな問題ですから、町長のお考えを伺います。 ○議長(平野敏弘君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 高岡の浅口市天草総合公園西の水路、道路についてのご質問にお答えします。 仁科議員ご指摘のとおり、公園西側の道路は大雨ごとに通行不能となっています。これは、流末である里見川の水位が上がることにより起こるもので、大雨の際に水位を下げることは難しいと考えています。この道路は、約半分ずつ浅口市と里庄町が管理する道路となっておりますので、今後浅口市と対応を検討してまいりたいと考えております。 また、あそこのもともと宅地開発されたところも遊水地であったところではあります。でも、水位としてこの前の水位は特に上がりました。里見川の水位が上がったということで、車がもう通行不能になっております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 これは大変大きな問題なんですが、浅口市と相談します程度じゃないんで、それから難しいと言っとったんじゃあいつまでたっても変わらないんで、水の流れをかえなきゃいけないですよね。ですから、今のような流れで里見川に行くんだったら、里見川水位上がったら常にそれが起きる。だとしたら、今度は天草池のほうに、向こうに抜くようにしなきゃいけないんで。そういう、これ水利の問題、水利権とか水の流れとかいう、そういう権利も絡んでるんですけど、まずその前に技術的にはこれなら水が抜けるということをまず設計をしなきゃいけないと思うんですね。それでじゃあどうするんだっていうことなんで、そういう点についてちゃんとやるべきではないかということを私は質問してるんで、町長の考えを伺いたい。いつまでもほっといていいとは言えないでしょう。 ○議長(平野敏弘君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 先ほどもお答えしましたように、やはりあそこの道は里庄町と浅口市の間、ちょうど町境になるところでございますので、天草公園からの水のこともございますから、どちらにしても浅口市とも協議をする必要があるということでお答えをしました。 それともう一つ、里見川の水位が高くなると逆流をしてくるということがございます。もうあれだけ大きい水路の逆止弁とか、そういうことはなかなか考えられない。今すぐには多分できないことだと思います。ですから、里見川自体の水位を下げるというようなことを今後要望をしていくと、県に要望していくという形が一番ここの問題を解決するには早いかと今町としては考えております。里見川の水位が上がると、その水位と同じ水位まで上がると、あそこの天草公園西側の道路がつかるという形になっておりますので、その水をどこへ流すかではない形になっております。 以上です。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 この問題については、突っ込んでいけばもう時間が幾らあっても足りないんでここで終わりますけど、ぜひ本気で研究をしていただきたいと思います。 それから、もう一つ、湯ノ池の余水吐のことなんですが、このオーバーフローした水はどう行っとるかというと、余水吐から出る水路はありますが、そのうち水利の農業用水利の水と同じ溝に1本になっている。ある程度行ったらまた分かれて、農業用水路のほうは里見川をくぐってですね、殿迫のほうに行って、池田のほうに来ているということですね。で、こういう用水吐の水は直接松尾と本村の境あたりで里見川に入るように本来はなっている。何年か前にその水路を改修したときに、前よりも小さいものにしてしまってる。今、だから合流して流れていった先、どっちかいうたら農業用水路のほうが大きいからそっちへ流れてしまって、今度の大雨の水が皆池田排水のほうに来たと。だから、池田地区あるいは殿迫のほうはもう水びたし、見渡す限り海になってましたよね。だろうなあと。 だったら、じゃあ里見川のほうに抜けるほうをきちっと改修すべきだと、こうなるんですが、今の話で里見川も水位が上がっとるじゃないかということもあるんで、大変これ難しい問題です。 しかし、農業用水路のほうに余水吐の水が当然入るというのは、これはもうどうしてもおかしい。こういうことを至急この改善策を検討していただきたい。これ地域の水利の担当の方の強いご要望であります。それも含めて私も見せてもらって、あ、これやっぱりおかしいなというふうに感じたんで、どのように考えるか、今後どうするか伺っておきたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 妹尾農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(妹尾渉君) 〔登壇〕 仁科議員さんの湯ノ池の余水吐からのオーバーフローした水の排水処理のことについてのご質問にお答えをいたします。 湯ノ池の余水吐からオーバーフローした水の排水処理はどのようになっているかでございますが、仁科議員さんご指摘のとおり、現在湯ノ池からの水路につきましては、用水路を流れて里見川に排水されるルートと里見川の下を通過し殿迫方面へ流れて池田排水に排水されるルートの2ルートとなっております。 改善策の検討についてでございますが、大雨等が降る予報が出された場合、早目に堰板を外す等の堰の管理を徹底するお願いをすること、事前にため池の水位を下げていただくこと等をこれまで以上に強く呼びかけてまいりたいと今のところ考えております。近年、予想もできない豪雨に見舞われることがあり、地元水利委員さんと水利施設の適正な管理をできるよう現状の問題点を整理し、協議を行い、役場と地元で一緒に検討をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 私からは、先ほど仁科議員さんが質問された余水吐から出た水が里見川にそのまま乗るようになっていると言われたんですが、ちょっと私としては余水吐から出た水は全て池田のほうへ流れていくような形になってはいないかと思うんですが。 それともう一つ、松尾の方面に流れていくのは、湯ノ池の一番南側の樋を抜いたときに、高いところから抜いたやつが松尾方面へ流れていってという形で、余水吐のやつはもう里見川の下をくぐって殿迫のほう、最終的には池田排水に流れるんではないかと考えておりますが、どちらの、場所としてはどこのことを言われてるのか、ちょっと申しわけございません、ちょっと確認が、ちょっとできてないんですが。            (5番仁科英麿君「逆質問ですから、ちょっと」と呼ぶ) それはごめんなさい。質問というわけじゃなくて、ちょっと場所が、と思うんですが。            (5番仁科英麿君「下からいいますとね、だからそうやって水路で南側の樋を抜いたところの水と北側の余水吐から流れてくる水が一旦一緒になってます。下で一緒になって西に流れていきます。で、西に流れて、里見釣具のちょっと東側あたりのところからまた2本に分かれているんで、それで下をサイフォンでくぐって、池田に行くものと松尾の南に行くのがあって、その水利で使わないときはもうサイフォンでこっちに入れる必要はないから里見川に流れるのが本来のもともとの仕組みなんです」と呼ぶ) というご質問だったんですね。その質問の内容がよくわからなかったんですが、ただそこで里見川に乗るという流れは私がちょっと知りませんでしたが。            (5番仁科英麿君「その里見川に行く方を狭い水路にしてしまったので、そっちへ行かずに」と呼ぶ)            (「前の前の分館長の藤井さんの……」と呼ぶ者あり)            (5番仁科英麿君「宝官さんの家の前のほうに抜ける」と呼ぶ)            (「その前に、そっちの方から行って……」と呼ぶ者あり) ちょっと確認、その流れを確認させていただいて、ちょっとそういうことで。 ○議長(平野敏弘君) ちょっとそれはもう、英麿さんと課長と2人行ってからよう検討してみい。見て、現地見て。そうせにゃわかりゃへん。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 水利の問題いろいろあるんで、また引き続いていろいろ検討を一緒にさせていただきたいと思いますが。それらを含めましてね、地域防災計画についてこの際全体に見直しをする考えはないか伺います。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。地域防災計画の見直しの件でありますけれども、平成27年度に地域防災計画は改定しておりますが、それ以降に制度改正などが生じておりますので、できるだけ早期に改正に向けて着手してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 前回の見直しはどっちか言ったら形式的なことに限っていましたけど、もうちょっと中身踏み込んでね、発令のあり方とか伝達のあり方、それから今のようなハード面も含めてね、検討いただいたらと思います。 時間もほとんどないんですけど、2点目に移りたいんですが、小・中学校における郷土の歴史、産業、人に関する教育の充実について、せめて前半だけでもやりたいと思うんですけど。 まず、総合教育会議が新たに設けられたんですが、今までに何回開かれて、どういう議論があり、またどのような提言があって、どういう改善が行われたか伺いたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 小寺教育委員会事務局長。 ◎教委事務局長(小寺大輔君) 〔登壇〕 仁科議員のご質問にお答えをいたします。 総合教育会議は、町長と教育委員会が協議及び調整をすることで教育政策の方向性を共有し、より一層民意を反映した教育行政を推進していくことを目的に開催をしております。本町では、平成27年度から毎年2回開催しております。今年度を含めて合計7回開催しております。里庄町教育大綱の内容やさとしょう未来塾の実施、計画的な教育環境整備、教職員の働き方改革、いじめ問題、不登校問題、食物アレルギーなどの課題などについて提言をいただいております。未来塾につきましては、事業内容の精査、働き方改革については昨年8月13日から15日にかけての3日間、小・中学校の完全閉庁、幼稚園、小学校、中学校の音声対応電話の導入、いじめ問題については町いじめ基本方針の改定、不登校問題については未然防止と早期発見、対応、学校給食における食物アレルギーについては食物アレルギー対応方針の策定などの改善につながっております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 郷土の歴史、産業、地理あるいは人に関する教育について充実すべきだという意見は余り出なかったんだなあということがわかったんですが。 ところで、その今回の7月の豪雨災害を受けて、全国でですね、この郷土の歴史や地理を学ぶことの重要性というのが改めて強く指摘されてきています。特に歴史を学ぶことの重要性が強く指摘されるようになったと。歴史を学び、その教訓を生かすことがいろんな意味でこれからの生活をより豊かにすることだと思うし、災害等のときにもそれはどういうことがあるんだということはもうわかってるわけですね。そういう対策にも資すると。里庄町もその仁科博士とマコモタケだけではありません。いろんな歴史があります。文化があります。私も今後ともいろいろ学んでいきたいと思ってるんですけど、里庄町の小・中学生に対して今この広く郷土の歴史、地理、産業、人について正しく教える、そのためにどういうことが行われているのか。それから、教科書があるんだったら、どういう教科書があって、それをもとにどのように教えているのか伺いたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 小寺教育委員会事務局長。 ◎教委事務局長(小寺大輔君) 〔登壇〕 仁科議員のご質問にお答えいたします。 まず、小学校では、2年生が生活の授業で歴史民俗資料館や仁科博士生家を見学することで、昔の生活の様子、そして3年生が社会科の授業で里庄町の土地利用の様子について状況や特徴など、また6年生が大原古墳群について地形の特徴や歴史を学習しております。総合的な学習では、5年生が仁科芳雄博士や小川郷太郎先生のことについて調べ、功績をまとめ、発表をいたしております。道徳の授業におきましては、6年生が郷土愛について学習し、その中で仁科博士、小川先生の生い立ちを話し合っております。 教科書、いわゆる教材についてでございますが、小学校3年生の社会科では、私たちの里庄町という副読本を使いまして地域の学習をいたしております。里庄町の様子や里庄町で働いている人々のことを学習いたします。地理的な事柄や施設、店や田畑、工場で働く人々、里庄町の歴史や昔から伝わる行事、昔の人々の暮らしなどを学習いたします。実際にその場所を訪れて子供たちが自分の目で確かめたり、インタビューを通して働く人々の生の声を聞いたりする体験もいたしております。 また、中学校では、2年生が毎年2月に実施をしている立志式に関連して、仁科芳雄博士より弟に宛てた手紙、これを教材として学習をしております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 今の話伺って、それはそれでいいんですけど、何かちょっとやっぱり偏っとるなと。私たちの里庄町、私もこれ見せていただいたんで、私は丁寧には点検できてません。わかりません。でも、小学校3年生の教科書はこれでいいでしょう。大変いいと思います。それから、何回か見直しをして。 でも、中学を卒業するまでに郷土全般についてきちっと把握をしていくということが非常に重要だと思うんですね。そうすると、もうちょっと広げた、広がった深みのある教材があって、また教える教え方も必要もじゃないのかと。この中ではマコモタケと桃しか取り上げられてないけど、農業だったらそれは、いつも私言うんですが、米や柿、野菜、イチゴ、いろんなものがありますよね、里庄も。 歴史についても一言じゃ言いにくいけど、いやあ、里庄驚いたんですけど、天神様、八幡様、お稲荷様、荒神様、いろんなものが大変神社が多い、お寺も昔は、今は2つ、3つしかありませんが、もっともうたくさんあったと。地域歩いてみると、お堂があったり、灯籠、石碑、いろんなものがあるんですよ、気がつかないけど。これ何のためにあるのだろうか。それは歴史の産物です。地理で言ったら、中世白亜紀、アンモナイトの化石が杉谷ダムで出てる。だから、里見のほうは全部海だった。だから、いざ大地震が起きると、これは液状化の危険地域でありますということがわかってくる。ああ、いろんなことがわかってくるんだなあと、そういうようなことを問題意識を持って、データ集めて、教える内容を深めていく、そして、だから必要な教材をつくらなきゃいけないと思うんだけど、どうですか。 そのために、あわせて地域おこし協力隊を連れてきて、ITでそこでやってもらったらどうかと思いますので、伺いたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 最初に言われました私たちの里庄町という副読本でございます。議員さんおっしゃったようにですね、全てのものを網羅すれば一番いいのかもわかりませんけれども、大変限られたページの中で、しかも3年生が学習をするということで、必要最小限で子供たちに有効な資料等を取り入れて、見直しも含めてやっていきますので、今後また工夫、検討して、よりいい資料をつくっていきたいと思います。 それから、さらに子供たちが里庄のこと等を勉強していく場合に、社会科の学習でもいたしますけれども、総合的な学習、これは中学校も同じですが、総合的な学習等でもやっておりますので、申し添えておきます。 以上です。 ○議長(平野敏弘君) これにて一般質問を終結いたします。 以上で本日の日程は全部議了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 なお、次回は12月5日午前9時30分から再開いたしますので、よろしくお願いいたします。 皆さん大変ご苦労さまでした。            午後3時02分 散会...